玄関や書斎の一角に、小さな古美術を3つだけ置く。
それだけで “空気が変わる” ことがあります。
今日は、当店が扱う小品の中でも
「ひっそり佇むのに、存在感がある」
という共通点をもつ3点をご紹介します。
セット販売ではありませんが、
こちらの3つを並べると非常に相性がよく、まるで小さな古美術展示会のような一角が生まれます。
https://minne.com/items/40794599
① 極小 銅製 宣徳年製 香炉(江戸〜明治)
直径4.5cmという驚きの極小サイズ。
銅製ならではの深い質感が光り、そっと漂う香りとともに “侘び寂び” を感じさせる一点です。
「宣徳年製」と入っていますが、これは明王朝最盛期・宣徳帝時代の銅器を写したもの。
江戸末〜明治期に多く作られた歴史的背景を持っています。
手のひらにのる小ささなのに、
飾る空間が引き締まる強さを静寂を兼ね備えた魅力ある小物です。
https://minne.com/items/37849087
② 鐙(あぶみ)片方のみ(江戸期)
元々は馬に乗る際の足を掛ける道具。
こちらは片方だけ現存しました。
鉄製鐙です。
馬に乗らなくなった時代には、子供のおままごとで「アイロン代わり」にされたことも。
さらに戦時中の鉄不足でも手放されなかった、歴史の残る品です。
花を生けても、香炉や香合を添えて小さな“風景”を作っても粋。
鉄の錆をあえて残したまま、
時代を積んだ渋みを楽しむ逸品 です。
吊るしとしてもご利用可能ですが安定感を求められる際は置き型としてご利用ください。
https://minne.com/items/39096337
③ 宋胡録(スンコロク)香合(14〜16世紀)
タイ・シーサッチャナーライ窯で焼かれ、日本には桃山〜江戸初期にかけて舶載。
茶人に珍重されてきた歴史ある香合です。
にわとりの玉子ほどの大きさで、
宋胡録の中でも特に小さな“珍品サイズ”。
手のひらにすっぽり収まる古陶の柔らかな存在感は、
コレクション初心者にも取り入れやすい一点です。
■ この3つを一緒に置くと…
・銅の温かみ
・鉄の渋さ
・陶器の柔らかさ
素材がすべて違い、時代も用途も異なるのに
3つ並べると「静かな気品」が生まれる組み合わせ です。
玄関・書斎・小さな棚の一角に添えていただきたくご提案させていただきました。
■ こんな方におすすめ
✔ 小スペースで存在感ある古美術を飾りたい
✔ 手のひらサイズのコレクションを楽しみたい
✔ 香炉・香合・鐙…異素材で作る “古美術の三重奏” を飾ってみたい
異国文化を取り入れた侘び寂びの空間をご堪能ください。