昨年よりコツコツと作っておりました「北欧の珠の枝」シリーズ、ついに12ヶ月分が出揃いました。
全て3000円以下という気軽に手に取っていただける価格です。天然石に憧れはあるけどなかなか手が出ない、という方のために作りました。

アメジストやシトリン単体では物足りないという方には、2つの混ざり合った石「アメトリン」もご用意しています。バイカラーがかわいい人気の石です。

大半が3×5mmまたは4×6mmのオーバル(楕円)カットですが、アメトリンは約5mmのスクエア(四角)カット、ダイヤモンドは3mmのラウンドカットです。

誕生石とは銘打っておりますが、どうぞ気に入った石をお選びください。
石の色や石言葉、ご家族や好きな人にまつわる誕生石やカラーで選ぶなど、選び方は様々です。

是非あなただけの石をお迎えください。
気軽な親友のような存在になってくれれば幸いです。

12ヶ月分の石が揃いました

フォッシルコーラルと呼ばれる、散りばめられたお花の模様がかわいい石があります。色も白、灰色、ピンク、黄色と多彩で、お花もいろんな種類があって個性的。
写真のフォッシルコーラルは最近購入したもので、ゴッホのひまわりみたいで気に入っています。ピアスかイヤリングにする予定。

しかしこのフォッシルコーラルの正体、実は動物なのです。直訳すると「サンゴの化石」。そう、太古のサンゴが化石化したものをカットして磨いてあるんです。花模様はサンゴの骨格の構造によるものです。
そしてサンゴって植物のように動かないですが、実は動物なんです。生きているときは小さな触手があるし、卵も産みます。大きな括りとしては「刺胞動物」なので、クラゲに近い生き物です。

他にもアンモライトと呼ばれる虹色に輝くアンモナイトの化石や、メノウ化した貝など、動物の化石が宝石化することがあります。
死して尚、美しい石になれるというのはなんだか羨ましいですね。

宝石になった動物たち

オパールはオパール単体のものも多いのですが、母岩、つまりオパールの周りにある岩ごと切り出し研磨されることもあります。
プレシャスオパールは後ろが抜けているより濃い色の背景がある方が遊色が綺麗に見えるため、母岩があることで石の表情がより引き立ちます。
また、母岩そのものの模様や、母岩とオパールの作り出す模様、オパール越しに見える凹凸なども楽しむことができ、石ごとの個性が多様なことも魅力です。

母岩つきのオパールにはブラックオパール、ボルダーオパール、カンテラオパールと、種類があります。
私が最初に見たのは子供のころ図鑑で見たブラックオパール。絵の具で描いたのかと思うほど鮮やかな遊色でした。産地はオーストラリアで、黒い粘土層と共に削り出されるため裏面は黒っぽく凹凸は少ないのが特徴です。産出量が減っており人気もあるので高価。

写真のものはボルダーオパール。こちらも産地はオーストラリアですがブラックオパールとは地域が異なり、鉄鉱石の多い地域でとれます。母岩の色は茶色が多いです。
削り出し方によって幾何学模様のような模様になっているタイプと、全面にオパールが張り付くようにカットされるタイプがあります。

最後に、メキシコ産のカンテラオパール。こちらはオーストラリアが堆積岩なのに対し火山岩が母岩となり、赤っぽいものが多いです。
ボルダーやブラックが薄い層になるのに対し、カンテラオパールは塊になっていることが多いので、丸っこいカボションカットにされることが多いです。虹色卵な様相がとてもかわいらしいです。
私は母岩の表から裏へオパールが突き抜けているものが好みです。

産地や種類の多いオパール。ハマるとなかなかに沼ですがそれだけ魅力的ともいえる石です。

母岩つきオパール

宝石の特別展示ということで行ってきました。
宝石の出来る環境や過程、分類などの話からカット研磨の話、ジュエリーの話まで、宝石・アクセサリー好きにはたまらない内容でした。

最初に大きな原石たちやアメジストの巨大ジオードがお出迎え。
続いてアクセサリーの歴史コーナーにはアンティークアクセサリーが…！いくつか本気で欲しいと思うものもありました。(お値段的に無理ですが)
希少・低知名度石のコーナーにはフォスファファライトと辰沙(シナバー)が並んでおいでです。萌…。
私の好きなアウイナイトなどもいました。

写真にあげている巨大ルースコーナーは圧巻です。石自体はトパーズやクォーツなど希少性は低いものの、2000カラット超えともなると意味がわからない大きさです。カットと研磨を施した方の技術も高いのでしょう。キラッキラです。美しすぎて嘘みたいで、ガラスでしたーって言われても逆に信じちゃいそうなほど。

最後の撮影禁止のコーナーは中世ヨーロッパの貴族のジュエリー。豪華絢爛煌びやか。この時代にこれほどの石を集めて仕立てるのにはいかほどの労力がかけられたのかと考えるだけで気が遠くなります。貴族の力ってすごい。

目がキラキラになりました👀💎✨

息子も一緒でしたし、人が多くて一部の展示をゆっくり見られなかったので、後日もう一度行こうかと思います！

宝石展@国立科学博物館

バイカラー、つまり2色。
宝石の中には、2色以上の色を持つ石があり、お手頃でよく見かけるのがアメトリン。アメジストと、シトリンの混ざった石です。
実はどちらも水晶で、色によって呼び分けているだけなので混ざっていることもあるのです。天然のものもありますし、アメジストを加熱処理して人工的に作り出したものもあります。

当店にも小さめのアメトリンのネックレスがありますが、バイカラーが分かりづらいので今回程よいサイズのものを1点作成しました。
黄色から紫へのグラデーションが鮮やかです。

まだチェーンに通したり撮影したらお時間かかりますが、来月にはお店に並びますので少々お待ちください。

バイカラーの石、アメトリン

久しぶりの銀粘土作品を作りました。
純銀のため強度はシルバー925より劣りますが、「しろがね」とも呼ばれる銀の美しさがよく出ますし、造形の自由度が高いのがうれしいところ。

今回作ったのはパールの卵を産むめんどりと、天然石ワニの卵の殻。近いうちに販売します。
他にも作りたいものがたくさんあります。

今後も動物を中心に作っていきますので、シルバー動物園が出来上がっていくのを見守っていただければ幸いです。

銀粘土

ちょっとごたごたがありまして、1ヶ月半ほど発送以外の業務を停止させていただいておりました。
無理をして復帰が遅れては本末転倒なので体調が戻るまでは仕事もセーブしつつ大人しく横になっていたのですが、生きがいとも言える作家活動をお休みするのはつらいものがありました。
そんな中で作品購入して喜んでくださる方々には本当に救われ、時間はかかっても必ず戻ろうと思えました。
活動再開できて本当に嬉しく思います。嬉しくて小躍りどころか本気のフラメンコです。(踊ったことないですが)

活動停止前に作って撮影もして、あとはお店にアップするだけとなった作品がまだ沢山あります。まだ作品になっていないデンドリティックアゲートも手元にたくさん。少しずつお店に並べていきます。

再開最初の作品は梅雨前にと思って作っていたカエルちゃん。梅雨は始まってしまいましたが滑り込みセーフです。

心に雨が降る日には傘を、晴れた日には虹を。そんな作品を今後もお届けできたらなと思います。

再出発

この度彫金教室に通い始めました。
写真は作品第一号のシルバーの甲丸リング。

現在は既成の石枠を使って作品を作っていますが、私の好きなデンドリティックアゲートには規格がなく、枠に合わずアクセサリーにできない石がたくさんあります。
どうにかこの石たちにあう枠を用意してあげたいと思い、前々からワイヤーラッピング、ビーズラッピングなど試してきましたがなかなか納得のいくものができませんでした。
彫金なら自由に枠が作れる。以前から知ってはいたものの彫金は必要な設備や道具の多さと技術の難しさから躊躇していました。が、ようやく意を決して彫金教室のドアを叩きました。

まだぺーぺーでろう付とよばれる金属同士の接着を練習している段階ですが、近い将来、もっと作品の幅が広げられそうです。
これでまたたくさんの石たちを世に出せると思うと私自身も楽しみです。

夢の一歩　ꕂ彫金始めましたꕂ

突然ですが5年ほど続けていたお仕事をクビになりました。
別に何かやらかしたというわけではなく、部署が消滅するので契約打ち切りになったという経緯なので大丈夫です。大丈夫じゃないですが。
ちょっとインボイス制も絡む話なので現政権を少し睨みつつ、これはハンドメイド一本でやりなさいという啓示なのかなとポジティブにとらえることにしました。

そんな経緯もありまして、ずっと彫金を教室だけでしていたのを家でもできるように道具を買い揃えました。
だいぶたくさんの諭吉さんに別れを告げました。

まだまだたくさん必要なものはあるんですが最低限は揃ったので色々試しに使ってみています。
まだまだへっぽこなので失敗も少なくありませんが、冒険の始まりというのはわくわく楽しいものですね。先に広がる世界とこれから紡がれる物語を私自身も楽しみにしています。

写真は生き物とデンドリティックアゲートを合わせてみようということで始めた作品の第一号です。
アノマロカリスというカンブリア期の古生物が、海の中をすいすい〜っと泳ぐ軌跡をデンドリティックの模様で表現しました。
ひれがたくさんあるのできっとふわふわすいすいと泳いでいたのでしょう。お口を見る限り肉食なので速かったりもするのかな。

今後も生き物と石を楽しんでいただけるような作品を作っていきたいです。

おうち彫金とお仕事クビになった話

ꕂデザフェス出店のお知らせꕂ
5月20、21日の土日、東京ビックサイトで開催されるデザインフェスタvol.57に初出店いたします！
出店スペースは西館1階、F193で、ステージやフードスペースの近くという好立地。対面販売限定アイテムもご用意します。実際に手に取って作品を見ていただける数少ない機会です。
当日は私自身がお店に立ちますので作者の顔を見てみたい、話してみたいという奇特な方も是非是非（笑）
大人の本気の文化祭、デザインフェスタへ是非お越しください。

当日は人が多く、会場も西館1、4階から南館1、4階とかなり広いです。寒暖の調節がしやすく歩きやすい格好でお越しください。
入場は前売り800円、当日1000円。小学生以下は無料です。

ꕂ産休・育休のお知らせꕂ
それからこの度めでたく第二子を授かりました。里帰りする都合もございまして6月上旬に一度お店を閉じようと思います。
カートを閉じるだけなので作品は引き続きご覧いただけますが、購入いただくことはできません。
再開につきましては、早ければ今年の9月ごろからまたカートだけは開けられたらと思いますが、体調次第で延期の可能性もございます。
作品作りや新作の追加は早ければ2024年5月からを予定しておりますが、子供が保育園入園できるかどうかはっきりするのが1月なのでそれまでは未定とさせていただきます。

お客様にはご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。
産休・育休中もSNS(TwitterおよびInstagram)は稼働予定ですので、何かございましたらご連絡ください。少しお返事遅れるかもしれませんがその点はご容赦ください。

ご連絡・ご質問などはこちらから！
＊Twitter＊
https://twitter.com/wunder_kst

＊Instagram＊
https://www.instagram.com/ wunder_kassette

デザフェス出店と産休のお知らせ

長らくお休みいただきましてありがとうございました。作品のお迎え検討いただいていた方にはご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。
おかげさまで8月1日に無事元気な男の子を出産いたしまして、1ヶ月検診とお宮参りが終わったので里帰りから戻って参りました。

まだ新しく作品を作る時間はありませんが、発送は可能です。
出産前に作ってアップできなかった作品もまだございますので、暇を見つけてあげていければと思います。

上の子の出産からほぼ5年あいて久しぶりの赤ちゃんのお世話。夜中がひどいですが泣き声すらかわいくて楽しく育児しています。
妊娠中から周りの方々にはご心配と励ましのお言葉いただき、出産報告にもたくさんのお祝いのお言葉をいただきました。作品お迎えいただいた方の中にも温かいお言葉をかけてくださる方もいらっしゃって、周りに恵まれて作家活動ができているなと感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も作家活動を通してお返しできたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

販売再開しました

新作はまだ時間がなかなかとれず作れていませんが、先月新居に引っ越して自分のアトリエが出来たのでお気に入りの家具や小物を少しずつ揃えて整えています。
一部はデザフェスなどのイベント出展や作品撮影の什器としても使用予定です。
本物のアンティークもありますので、非売品ではありますがお好きな方は見物だけでもきていただけたら嬉しいです。

11月11〜12日はデザインフェスタ58でした。今回はお客さんとしての参加でしたが、来年の11月にはまた出展する予定です。
私は出られませんが来年の5月にも開催されますので、ハンドメイドやアートがお好きな方はぜひ遊びに行ってみてくださいね。

Wunder Kassette ꕂヴンダーカセッテꕂ

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