初めてレターを書きます。
私がなぜ天然石でアクセサリーを作っているのか、その原点をお話しします。
天然石との出会いは、実は20年程前にさかのぼります。
当時、母は祖父母の介護で外に働きに出ることができず、少しでも家計の足しになればと、ビーズでアクセサリーを作り、販売を始めました。
その様子を見て、アクセサリー作るの楽しそう、私も作ってみたい!と思った記憶があります。
母の扱う素材は少しずつ増えていき、そのうち安価な天然石も加わるようになりました。
そばで見ていた私は、自然にできた石なのに一つひとつ色も表情も違うことに驚き、気づけば天然石そのものに惹かれていきました。
「恋愛運」や「金運」といったパワーストーンの要素というより、鉱物そのものの造形に心を掴まれたのだと思います。
当時「天然石検定」なるものがあり、2級を受験し合格しました。
随分前のことで、その合格証も失くしてしまいましたが…。
手元にあるお気に入りの石は、植物が描かれたような模様を持つ「デンドリティッククォーツ」。
まるで水墨画のような、天然が生み出した芸術作品です。
それから、新潟県糸魚川の海岸で自分の目で見つけた「狐石」。
翡翠に似ていて違う石ですが、本物の翡翠でなくていいと思わせる程キレイな石です。
その後、育児の合間にモバオクやヤフオクでブレスレットやピアスを作って販売していた時期もありましたが、犬を迎え、猫を拾い、パートを始め…と生活が変わっていく中で、いつしかものづくりから離れてしまいました。
もうハンドメイドをすることも無いと思い、道具や材料のほとんどを、知人に譲ってしまいました。
(今思えば勿体ないことをした…)
再び火がついたのは、50才の影が見え始めた昨年のこと。
フルタイムの仕事を辞めて時間が出来て、またアクセサリー作りを始めたいと思うようになりました。
その時手元に残っていたのは、使い古したペンチとニッパーのセットだけでしたが。
そんな時、たまたま訪れた地元のマルシェで素敵なレジン作家さんに出会い、「自分もやってみよう」と、また少しずつ形にし始めました。
今、あらためて石と向き合いながら、この想いをこれからは「猫」と「勾玉」という形に込めて、新しいシリーズとしてお届けしていきたいと考えております。
次回のレターでは、そのお話をできたらと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。