干支について②伝説

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伝説 神様(またはお釈迦様)が動物たちに 「新年の朝一番に挨拶に来た者から順番に 十二支に入れ、その年の大将にする」と 動物たちに伝えました。 神託を受けた体の小さなねずみさんは、 『体の小ささで自分一人の足では 他の大きな動物たちに勝てない』と考えました。 牛さんは牛歩というくらい自分は歩みが 遅いから今のうちに出発しないと 間に合わないと、テクテクコツコツ 頑張って歩いて行くことにしました。 牛さんが出発する姿を見たねずみさんは こっそり勤勉な牛さんに頼み込み、 その背中に乗せてもらうことにしました。 牛さんは今すぐ出発すれば一番になる 自信があったため、ねずみさんを 快く乗せて先に進みました。 神様の御殿の前に着いたとき、 牛さんが一番だと確信して門をくぐろうとした 勝利の瞬間、ねずみさんは牛さんの背中から さっと飛び降り、神様への新年の挨拶を 一番に済ませてしまいました。 ちなみに牛さんと出発する前の事、 ねずみさんが猫さんに「集合は元旦ではなく、 その次の日だ」と嘘を教えたため、 残念ながら猫さんは入れませんでした。 なので、猫さんがねずみさんを追いかけるのは その時の事があるとか。 ネズミさんは体が小さくて体力がなくても、 機転と知恵で行動しましたが(賢いですが)、 他から見ればずるく見られますね。 乗せてくれたのだから、1番を牛さんに。 そうするとねずみさんは 2番になっていたのかも⁈ 教訓は、機転と知恵で道を開く事も出来ますが、 相手のことも考えて行動しましょう。 そうすれば猫さんに追いかけられる事も なかったし、牛さんの努力に対しても、 感謝と思いやりを持ちましょう。というお話。 (神様…) 虎さんはもともと足が速く獣の王者であるため、 「自分は速いからゆっくり出発しても 一番になれるだろう」と高をくくっていました。 うさぎさんは、足の速さに自信があったものの、 途中で道草を食ったり、油断してしまいました。 龍さんは、困っている人のために 雨を降らせる等の人々への思いやりや、 手助けをしたりと自分の役割を優先したため。 ヘビさんは、 足が遅いこと(足はありませんが…)を 工夫や知恵で補ったが、6番目になりました。 馬さんは、足の速さに自信があったので、 「どうせ自分は速いから」と油断し、 他の動物たちよりもゆっくりと出発しました。 羊さんは、道に迷ってしまったため。 お猿さんは足が速い動物ですが、 途中で犬さんとケンカを始めてしまい、 なかなか前に進めませんでした。 そこへ鳥さんが仲裁に入り、 3匹は一緒にゴールを目指しました。 結果は、お猿さんが9番目、鳥さんが10番目、 犬さんが11番目になりました。 猪さんは、足が速いにもかかわらず、 のんびり朝寝坊をして慌てて出発したものの、 最終的に他の動物たちに追い抜かれ、 門をくぐったのが最後、12番目でした。 他にも、「一番に到着したが、 猪突猛進しすぎて止まれず、 行き過ぎて戻ってきたら最後になった」 という説もあるとか。 教訓は油断大敵。 人助けをする龍さん、立派です❣️ 羊さん…迷子💦…かわいい💕けど頑張れ❣️

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アクセサリー作家

てんしおん(tenshion)
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