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草木染め手漉和紙の「 珠むし 」です。

多数あるギャラリーの中から作品をご覧いただき、誠にありがとうございます。

珠むしの１つの作品が出来上がるまで大変長い時間を要します。

珠むしでは和紙の原材料は楮(こうぞ)を使用しています。
楮とは桑科の植物で、この木を刈り取り、蒸して木の皮を剥ぎます。この樹皮が和紙の原料となります。

まずは和紙作りから始まります。
原料の楮(こうぞ)の外側の外皮と甘皮を削り取り、白い白皮が出てくるまで綺麗に削ります。この皮の傷を取って下処理の後、柔らかくなるまで煮て、その繊維を細かく叩いてほぐして、紙を漉く前の仕込み。　そして紙を漉き、紙を天日干しで乾燥、作品加工まで全て1人で完全手作業で制作しています。
紙は板干しでお日様の力の協力の元での乾燥です。空の下で乾いた和紙を板から剥がした時はお日様のとてもいい匂いがします、紙の出来上がりは私の至福の時でもあります。
ですがお天気が悪く雨の時は、紙の仕上がり日が延びてしまいます。

そして染色は草木染めをします。化学染料は一切使わずに木、実、草花、すごい身近なモノで紅茶やコーヒーでの染色をする時もあります。青色を出す時は藍染を行います。

自然の恩恵に沢山沢山お世話になりながら、珠むしの作品が出来上がります。
自然相手なので、思い通りのスケジュールで事が進まず大変な時もありますが、そんな自然と寄り添える仕事をさせて貰えてる事に日々感謝の気持ちで、毎日そんな思いで制作しております。
和紙を日常生活の中でも使いやすく実用的で今の生活に気軽に使える、尚且つ自然の本来持つ「素」の良さ、温かさを活かしたモノ作りを心掛けています。

和紙は軽くて温かく、とても手触りが良く、触れているだけでも癒やしになります。でもとっても強靭で破れにくい、頼もしいヤツです！
少しでも多くの皆様に、この和紙の魅力と良さを知っていただければ幸いです。

既製品には無い「珠むし」オリジナルの草木染め手漉き和紙の品々を存分にお楽しみ下さい。

この先も御縁があります様に、よろしくお願いいたします。


草木染め手漉き和紙「珠むし」