青いガラスに色違いのガラスを目玉のように重ねて作ってあるトルコのナザル・ボンジュウ。
トルコの土産物屋さんに限らず、ちょっとした街の文房具屋さんや商店でも売ってるナザル・ボンジュウ。
キーホルダーや、アクセサリー、食器だったり、しおりだったり、大小さまざまな形でトルコ人の身の回りにあるナザル・ボンジュウ。
トルコでは親戚に赤ちゃんが産まれると必ず贈り物としてやり取りされるナザル・ボンジュウ。
トルコの子供の持ち物や服の見えないところには、こっそり安全ピンで取り付けられるナザル・ボンジュウ。
大人でさえ財布やバッグに忍ばせたり、アクセサリーとして身につけるナザル・ボンジュウ。
ガラス製のナザル・ボンジュウが割れてしまうと、「このお守りが威力を発揮して厄を取り去ってくれた!」感謝します。
そしてまた新たなナザル・ボンジュウを買ってくるのです。
ナザル・ボンジュウとはいったい何なのか。
一言でいうとトルコのお守りです。
宗教というより、文化的に根付いているお守りのようで、他人の嫉妬から身を守ってくれると信じられています。
可愛すぎて我が家の大事な赤ちゃんが、我が家の子供が、我が家の誰もが、他人の嫉妬を集めて災いが降りかからないように。
人に羨ましがられる事を極度に気にする国民性なのか、恐ろしく自意識が過剰なのか、他人からの嫉妬のパワーを恐れるあまりナザル・ボンジュウを身につけてお守りにしているのです。
あら〜、可愛い赤ちゃんね!
素敵なお洋服ね!
いい車買ったね〜!
お子さん頑張ってるわね。
と言われると、表向きは「あら嬉しいわ、ありがとう」と応える一方で、まるで日本人のように「いえいえ、そんなめっそうもない」と恐れるのだそうです。
しかし他人の嫉妬を受けるはず、だから身を守らねば、という発想は逆にいうと、、、
それだけ自分の赤ちゃんは他の誰よりもかわいいはず!
我が家の子供は成績はともかく誰からも羨ましがられる子供のはず!
買ったアパートは中古だけど、誰もが羨むはず!
と、思っているわけです。
もう、トルコ人てばお茶目すぎます。
と言いつつ、我が家もナザル・ボンジュウだらけなのです。