




そのときは
精一杯
あなたのことを想います


丁寧に書き記す
一文字ごとの温もりが
紙を隔てて伝わるとき
したためたことに
ほっとして
この上ない喜びになる


どうか　いつまでも
どうか　お元気で＊






2019/01/20 

手書きのすすめ





自らおもむいて
閉塞していないだろうか

置かれた状況に
幸福感まで合わせていないだろうか

決して楽しんじゃだめなんかじゃないよ
できる範囲で追及していいんだ
　
本来の自分を置き去りに
湿った感情に自ら寄っていないかい？

閉塞しちゃならんのだよ
だって今日もお日様は昇ったんだからね＊






2020/07/18 

閉塞しちゃならん!





キミの必死なおしらせは
レディに手痛いおしらせで
ある日シャンプーしたあとで
光るキミをみつけたの
測ったようにまんまるで
かなしいくらい目立ってる
キミが登場したイミを
実はとっくに気づいてる



キミの必死なおしらせは
レディの限界知らせてる
ある日治りはじめても
新たなキミがこんにちは
測ったようにまんまるで
かなしいくらい目立ってる
キミに会ったそのワケを
実はいつも悩んでる



キミは言うんだ
イヤならば
しっかり自分を生きなさい
それができればボクたちは
これっきりの関係さ
手痛いやり方なんだけど
ボクはレディの味方だよ＊






2019/03/04

まんまるくん





家族という舟
傾かないよう、右に寄ったり左に寄ったり
沈まないよう、時には荷物を捨てながら
家族という小さな舟は進んで行く


家族という舟
舵をきるも、ぶつかりそうで乗り上げそうで
岸に着くも、行き先を誤ったりしながらも
家族という小さな舟は進んで行く


何かを知り何かを掴むため
このひとりひとりの命と共に
この舟に乗ると決めて来た


善いときも悪いときもまた
このひとりひとりの命は特別
そして、かけがえのない存在


だから最後まで、
最後まで一緒に漕ぎ続けるために＊







 2021/05/04 

家族という舟





一歩踏み入ると
そこは清々しくもふしぎな世界


木々の守りの陽の光


なぜに風は穏やかで
こんなにも涼やかなのか


それは故郷とつながる境界線
鳥居を隔ててこの世と違う


あの空のわたしと出逢う
そのためのそういう場所＊






2022/05/29

わたしと出逢う場所





こだわりは心地好く
経験はさり気なく
やさしさはナチュラルに風のごとく
チカラは抜け
競うことなく
歓びを自分のために捧げ
流れ流れて皆のもとへ


なにがあっても心は失われないことに気づく
なんて素晴らしいんだろう


今この時この瞬間、魔法がかかった
やっとたどり着いた境地
半世紀のご褒美は未開の地への卒業旅行
今を旅するわたしと出逢う


恩返しの旅がはじまる＊






2022/04/24 

５０からの魔法





闇と光が調和する
グレイッシュな世界へようこそ


夢と現実が交差する
グレイッシュな世界へようこそ


その複雑なトーンは
すべてを知る賢者のしるし


その曖昧なニュアンスは
すべてを許す勇者のあかし


ソフトで寛大な
雲の上のグレイッシュな世界へようこそ＊






 2022/09/15 

グレイッシュな世界





シアワセたくさん手招きするよ
まねく猫は手招きするよ
あっちもこっちもシアワセだらけ

僕らのお役目ここまでよ

キャッチするのはあなた自身
気づけなけりゃあ、行っちゃうよ


チャンスをいっぱい手招きするよ
まねく猫は手招きするよ
それらもこれらもチャンスの種だ

僕らのお仕事ここまでよ

チャレンジするのはあなた次第
尻込みしてちゃあ、行っちゃうよ
行っちゃうよ
行っちゃうよ






2022/09/08 

まねく猫





朽ちてしまった狛犬たちは
敷地の隅に追いやられ
厳しい季節の年月（としつき）を
今日もひっそり伝えてくれる

だけどなぜ？なぜなんだろう
みんなとっても穏やかで
みんななんだか楽しそう



苔に覆われ狛犬たちが
敷地に何体いるだろう
大正ロマンと昭和の激動
今も変わらず支えてくれる

だからそう、そうだと思う
みんなしっかり地に着いて
みんな果てなく守ってる



きっときっとこの先の
この先の世も変わりなく＊






2022/10/22 

狛犬さん、ありがとう





外側の世界が混乱し
日々目まぐるしく変化してゆく

ついて行かなくては
置いて行かれぬように

焦りと怖さと心細さ
荒波のように
大風のように

安住さえも脅(おびや)かし
心までも奪おうとする

ここは分岐点。

外側に引っ張られる者は
不安と恐怖に支配され
その思惑にコントロールされる駒になる

自分のコアを知っているかい?
もっともっと深く深く
潜ってゆくと還れる場所

中心はいつも変わらず
晴天でそよ風が気持ちいい

内側に戻れる者は
真実と本質を理解し
その思惑を跳ね除ける剣(つるぎ)となる

私たちには皆、コアがある
選択の自由がある
生きる世界を決める力がある

本来やるべきことを思い出し
実行する役割がある

しおれてなんかイラレナイ＊






2022/09/04 

駒になるか剣になるか






わたしは山々を下り
やがて大海原に飛び出して行く


時には天に昇天し、必要とならば降り注ぎ
季節が許すだけそこにいるだろう


春には恵みをもたらして
またひとつに帰ってゆく


流れのまま変化を惜しまず
どんな形になろうとも
わたしらしくその時をまっとうする


そう、わたしは水
生命の源
あなたたちの中にもわたしは生きている＊







2023/01/17 

水のように





心も体もきれいにしましょ
いらぬ思考はお片付け

西の魔女から借りてきた
不思議なホウキにチカラをもらい
サッササッサと掃ききれば
いつのまにやら調って
なんだかヤル気が湧いてきた



お家も居場所もきれいにしましょ
いらぬ感情さようなら

東の和尚に渡された
不思議なほうきに願いを込めて
さっささっさと掃ききれば
気持ち良いほど整って
足取り軽くなってきた



不思議なホウキ、不思議なほうき
祓って清めて
わたしになあれ＊






2023/01/06 

倫＊Rinアート

倫＊Rinアートのレター一覧