コンパクトなお財布が好まれる傾向だというのは重々承知なのです。
だからほんとうは、親子がまぐちミニ財布ももっとスリムなスタイルにしたほうがたくさんのひとに好まれそうだということも承知なのです。
口金サイズ12cm、なかなかいいサイズです。
小さすぎず、大きすぎず、いいサイズ。
カードを入れるにもちょうどいい、お札も二つ折りでちょうど入る、なかなかいいサイズ。
この「なかなかいいサイズ」を最大限に活かすべく口金サイズと同じ幅でぺたんこスリムにしてちょっとカッコいいお財布にしたら、じつはとっても使いにくかったのです。
見た目はスッキリとしてとても良いのですが、お部屋がせまくて手が入りにくい。
なにしろぺたんこなスペースにお部屋が3つですから。
しかも真ん中のお部屋はがまぐちですしね。
ちょっとハリのある革で作ってしまった時にはますます手が入りにくくて、もうほんとうに使いにくい。
カードを取ろうにも小銭を取ろうにも、なにしろそれぞれのお部屋が狭いので目的のものをつまむのがたいへんになってしまうのです。
コンパクトさを求める場合に収納力をあきらめるというのはアリかも知れないけれど、使い勝手の良さをあきらめるというのはナシだと思う。
どんなに見た目が好きだとしても、使うたびにストレスを感じ続けるなんてちょっとかなしい。
だから当店の親子がまぐちは、ぱかっと大きく開くようにぷっくりスタイル。
「使いやすさ」にこだわった結果のぷっくりスタイルなのでした。
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https://minne.com/@pause/series