
裂織を通して、思い出に新しい色彩を。
5人の育児をしている中で、お下がりを繰り返した子供服。とうとうサイズアウトしても、思い出があって中々手放せませんでした。大事な時期を過ごした洋服を丁寧に裂織して、新しい色や思い出をつくってもっとハッピーを増やそう!と思ったことをきっかけに、裂織に取り組んでいます。
omoide orimonoでは、主に以下の工程で布を作ります。
・お洋服の一部でどのような裂糸がつくれるか試作した上で、お洋服を裂いたり切ったりよったりして裂糸にする
・経糸と裂糸の、色の組み合わせを考えながら出来上がりの布をイメージする
・試し織りをして色の重なりを確認する。
・織りたい柄を決定して織ったり、思い付くままに糸を動かしたりして、織る
・端糸の始末をして、全体の調子を整えて完成させる
以前、油絵を描いていた経験から、絵の具を重ねる感覚で糸の色の重なりを見ています。色の重なりからデザインを考えて織っています。
omoide orimono の取り扱い商品は2種類です。
①大切なあの人のお洋服で裂織(平織または綾織)
受注生産
お客様の大切なお洋服をお預かりし、裂かせていただきます。お客様と相談しながらイメージを広げ、織っていきます。固すぎたりすぐにほつれてしまったりして裂くことが難しいお洋服もございますし、やっぱり裂かなければよかったと思われることがあってはならないので、相談をして進めていきます。お子さんのお洋服やおばあちゃんのお洋服など、できる限り対応します。40センチ幅で織れるだけ織ります。
織った布はそのままの形でお渡ししますので、お客様ご自身で室内装飾やハンドメイドなどにご活用ください。お客様ご自身で完成させることで、より思い出が色鮮やかになります。例えば、お昼ごはんのランチョンマット、ちょっとしたお出かけの時のミニバッグ、お父さんへ贈るネクタイなど、生活の場面を彩るものに仕立てていただく。または布を壁にかけてインテリアにしていただくことなどができます。私事といたしましては、遠方に住む義両親に、距離は離れていても心はそばにいることを伝えたくて孫の洋服の裂織布でつくったバッグやランチョンマットを贈りました。
お客様と相談させていただき、進めて参ります。個人の手織りのため、大量には織れないことをご了承ください。
②誰かの手元からすり抜けて行き場を探している素材を使って裂織
リサイクルショップなどで売られている新古品のようなきれいな素材や端切れを中心に、素材の組み合わせを考えながら裂織して新しい色を生み出します。誰かが仕様した古布ではなく、使われなかったきれいなままの布を再活用し、裂織します。特に扱いたい素材は和服の正絹。手からするんと抜け落ちるようなさらさらとしたなめらかさ。そして品のある光沢感。正絹という貴重な素材も使われないままリサイクルショップにあるという現実を知り、取り入れたいと考えました。
裂織布のまま、または、裂織布以外の布と合わせて小物の形にしたものを販売します。お客様と一緒に過ごし、新しい思い出をつくり出せますように。
作家について
国立の教育大学で美術科教員の免許を取得。油彩画を専攻
10年以上、東京の公立小学校の図工専科教員として働く。図工室には常時、調合した50色以上の絵の具を用意しておき、子供たちと一緒に色彩感覚を高め合った。
子供の頃からテキスタイルの分野に憧れがあり、1度きりの人生だと、思いきって退職し、テキスタイルの専門学校に入学。2年間、様々なテキスタイルに触れ、今後の人生、織物に関わっていきたいと決意。
現在、織物工場に勤務。日々勉強。5人の子育てに奮闘中。
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