最初に生まれたのは、
ちいさな、ちいさな詩でした。
誰かに見せるためじゃなくて、
うまく言えなかった気持ちを
そっと残すための、私だけの言葉。
泣いたあとにこぼれた、
ほんのひとこと。
誰にも言えなかった想いの、
行き場を探していた時。
誰にも大丈夫って言ってもらえなくて…
そうやって集めた言葉たちが、
いつのまにか、
私の「心のかけら」になっていました。
でも、詩だけじゃ足りなかったんです。
触れられるぬくもりがほしかった。
何も言わずに、ただそこにいてくれる存在が、
そばにいてくれたらいいのに、って。
そして、生まれたのが
『ぬいのすけ。』
それはただのぬいぐるみではなくて、
感情をそっと預かる、小さな相棒。
言葉にならなかった気持ちも、
言葉にしたら苦しくなりそうな想いも、
形にすることで少しずつ和らいでいく。
外から見るってとても安心だったのです。
ぬいのすけは、
「詩」と「ぬいぐるみ」のあいだで
やさしく気持ちを受けとめる存在です。
泣きたい夜も、
うれしかった出来事も、
ぜんぶ、そのまま残せるように。
あなたの感情に、
そっと居場所をつくることができますように。