手芸漫才「ミンネボーイ」

「どうも～」 「ありがとうございます。今、結構なものを頂きまして。パイン缶の上蓋。こんなん、なんぼあってもいいですから」 「いきなりやけどな。ウチのオカンがハンドメイド作品を売りたいんやけど、ネットショップの名前をどうしても思い出せん言うんや」 「そらいかんな。ほな思い出せるよう、僕も協力しよか」 「オカンが言うにはな、手作り・クラフト雑貨などの販売・購入が楽しめる国内最大級のハンドメイド通販サイトなんやそうや」 「そりゃminneや。国内最大級のハンドメイド通販サイト言うたらminneや」 「俺もminneちゃうかと思うんやけど、オカンが言うに、隣の山田さんとこの光一くんは山で捕まえたカブトムシを出品したんやて」 「そりゃminne違うな。minneで扱こうとんのはアクセサリーやファッション、バッグ、インテリア家具はもちろん食べ物から飲み物、1000万点以上の作品があるけど、さすがに昆虫はない。そりゃminne違うわ。もうちょっと詳しく教えてくれる？」 「オカンが言うに販売を始めるのに月額使用料は0円なんやて」 「minneやないかい。販売を始めるのに使用料が0円やから、誰でも気軽に出店出来る。そりゃminneや」 「オカンも0円は嬉しいけど、売れた時、9割向こうに持ってかれるんがキツイんやそうや」 「そりゃminne違うわ。minneの販売手数料はわずか10.56%、1割ちょいや。minne違う。9割も取るんはウチらのピーっ興業だけや　」 「で、オカンが言うには、購入してるんは20代から40代の女性が中心なんやて」 「やっぱminneや。ものづくりに関心の高い購入層、20代から40代の女性が集まっとるのがminneや」 「サイトでの人気商品はステテコと腹巻きのセットやってオカンが言うねん」 「ほなminne違うな。ステテコと腹巻きをセットで買うんは新世界でたむろしとるオッチャンや。minne違う。もうちょっとなんか言うてなかった？」 「オカンがサイト見たら、作品撮影のアドバイスとかを紹介するページもあって役に立つんやて」 「minneやないかい。minneサイト内のminne 学習帖では、撮影方法や価格設定、説明文の書き方なんかを初心者にも分かりやすく解説してくれてる。minneに違いないわ」 「オカンは作品を値切って買う方法が役に立ちそうやって言うねん」 「そりゃminne違うな。そんな大阪のおばちゃんみたいなこと解説するかいな。そもそも君んとこのオカンも大阪のおばちゃんなんやから値切るのは得意やろ。もぉ〜他なんか言うてなかった？」 「オカンが言うには、名前の由来が博多弁からなんやそうや」 「やっぱminneやないかい。『見てみんね』『やってみんね』など、語尾につけて『ちょっと見てみたら？』『一緒にやってみない？』という意味の博多弁から名前の由来が来とるのがminneや。オカンにminneと違うか聞いてみんね」 「オカンはな、その方言で食べ物をすすめられたらお好み焼きが食べとうなんねん」 「明太子違うの？お好み焼き？食べてみんさい。広島弁やないかい。福岡にも『ふきや』言うonly one のお好み焼きがあるけど、minne違うな。困ったな〜後、なんか言うてない？」 「オカンが言うに、東京と福岡にLABがあって、作品の展示と、対面での、ものづくり支援を行なってるんやて」 「そりゃminneで決まりや。交流の場として、作品撮影のスタジオとして、ご気軽にご利用できるLABがあるのはminneだけや。作家活動アドバイスの動画配信もしとる」 「オカンもその動画見たんやけど、目のキラキラしたイケメンが出とった言うねん」 「なんや。それやったらminne違うな。『おはよう！minne LAB』で喋っとるのは目のパチパチしたまおさんや。minne違うやん。ホンマわからへんよこれ。どうなってんの。もう」 「オトンが言うにはな」 「オトン？」 「ジャパネットたかた違うかって」 「絶対違うやろ。もうええわ」 「ありがとうございました～」