ババ助だ。こいつはある意味いい猫だ。奴に餌をあげる人は、何故か揃って対人関係の愚痴を奴にこぼす。義理堅いババ助はその人に代わって憂さを晴らす。その手段にババを使うので、この名前を頂戴した。こんな感じだ。
「管理人のジジイ、ゴミは指定の場所に捨てろとか文句言いやがってムカつく。俺はちゃんと捨てたつーの。誰だよ勝手に移動させたの(すまねぇ。動かしたのはうちの力持ちのジョニーだ)」で、ババ助は管理人のじいさんの玄関口でババをするってわけだ。
たまに「あの嫁ときたら長男の嫁としての自覚が全くない」なんてこぼすバアさんの憂さを晴らしたのはいいが、この二人は同じ家で暮らしている上、嫁は何もしないもんだから結局バアさんが片付ける羽目になり、仕方なくババ助は
♪yoyoババがババ片付ける家イ、嫁は待つババの余命♪
とババでなく韻を踏んでごまかす。
そういう意味じゃ、奴も悪い猫だnyao