ご覧いただき、ありがとうございます。
こちらの記事では、当店のこだわりについて書いています。
商品ページの画像の最後の画像の「天然石へのこだわり」に書いていることと少し重複している部分もございますが、お読みいただけますと喜びます♪
まず、私は、石になりたい歴約20年。
本当に、石になってしまいたいくらいに、石が大好きで、毎日愛でています。
だからこそ、ありとあらゆるところまで、こだわりたい。
そして、お客様には「ちゃんとした石」を、お届けしたいのです。
現在、市場では様々な天然石が流通していますよね。
その中には、人工的な処理がされたものも、たくさんあります。
染色、加熱、照射処理、含侵処理など。
シトリンなんかは有名ではないでしょうか。
シトリンは、「アメシスト」を加熱加工したものがほとんどです。
アメシストに加熱処理を施し、あの美しいイエローカラーにしています。
天然色のシトリンは、もっと落ち着いた色合いです。
(余談ですが、アメシストは「アメジスト」とも呼ばれていて、当店でも以前までは「アメジスト」で取り扱っていたのですが、日本ジュエリー協会と宝石鑑別団体協議会(AGL)が共同で正式名称を「アメシスト」と定めているので、今は当店ではその通りに、アメジストではなく「アメシスト」としております。が・・・、私的には伝わればどっちでもいいと思います(笑))
もう一つ、有名な石だと、タイガーアイ。
タイガーアイ自体は天然の色ですが、パープル、ピンクタイガーアイとかは天然色のタイガーアイに着色加工したものです。
ゴールドと名の付くものは脱色処理がされています。
レッドタイガーアイは天然色もありますが、ほとんどが加熱処理による色です。
グリーンやブルーも、天然色のものはありますが、流通しているものの多くは着色処理がされています。
近年人気のモリオンも、流通しているもののほとんどが、照射処理ありのもので、照射処理により色が黒くなっています。
(ちなみに、当店では、シトリンは天然色と人工色(加熱)の両方を、タイガーアイは天然色のもののみを、モリオンは天然色と照射処理ありの両方を取り扱っております。)
念のため申し上げますと・・・
「人工的な処理が"悪"」というわけではありませんよ。
ターコイズなんかは、元(原石)が脆いうえに、水を吸うと変色しやすいという性質があるので、そのままではビーズなどにできず、アクセサリーとして使えない場合がほとんどです。
そのため、強度を高めたり変色を防止する目的で、原石の段階で樹脂を染み込ませる処理が必要です。(樹脂含侵処理)
ターコイズ以外にも、含浸処理をしないとビーズやルースに加工できない石もあります。
処理無しで加工できても、傷がたくさん残っていたり、劣化しやすかったり…
なので、人工的な処理がされているものはダメ!というのは少し違うのです。
ただ、どこまでが良くてどこからがダメ…というのは、その石を持つ方次第です。
人工処理のある石だけでなく
天然石の模造品も多く出回っています。
例えば「チェリークォーツ」。
「クォーツ」と名が付くので、「水晶?」と勘違いされがちですが、これはガラスです。
天然石を模して作られた、人工ガラス。
他にも天然石を模して作られた人工ガラスはたくさんあります。
書き出せばキリがないのですが・・・。
さらに言えば、人工処理ではなく、本当は「○○」という石なのに、「△△」として売られているケースも多数あります。
「△△」として売られているから、パワーもその石のパワーが書かれていて、「○○」のパワーとは全く違う。
上で出したターコイズなんかは、ターコイズではない石を青く染色した石が多く流通しています。
それは元がターコイズではないから、ターコイズのパワーは持ちません。
ターコイズではない石を染めたものは「ハウライトトルコ」や「ハウライトターコイズ」と呼ばれ、「ハウライト」という石を青く染めてターコイズに似せている…といった説明書きもよく見かけますが、現在はハウライトはとても希少で入手しにくいため、厳密にはハウライトではなく、ほとんとがマグネサイトです。
しかも、ハウライトとマグネサイト自体は見た目がそっくりで、現在ハウライトとして流通しているもののほとんどがマグネサイト…
書き出せばキリがないだけでなく、もう、めちゃくちゃややこしい…!
当店は、石の「正しい」情報をお客様に、きちんとお伝えしたい。
お客様が、
「○○の石を買ったのに、手元に来たのは違う石だった」
「天然の色だと思ってたけど、違った」
などとならないよう、当店では、産地や石の正式名、内包物、人工的な処理の有無など、わかる限りの詳細を全て記載しております。
また、入荷時の検品はどんな小さな石でもしっかりと行っています。
検品は、傷や欠けの有無を確認するためでもありますが、内包物や共生鉱物の確認をするためでもあります。
例えば、水晶の場合、内包物にトルマリンがあれば、それはただの水晶ではなく、「トルマリンインクォーツ」となり、鉱物学的な面のことだけではなく、パワーストーンのパワー的にも水晶とはまた違ってくるからです。
ルーペや顕微鏡、数種類のライトなどを使った簡易鑑別も行っています。
これは、仕入れた石に間違いがないか確認するためだったり、名前が書かれていないたくさんの種類の石を一気に仕入れた時に、何の石かを確認するためだったり、加熱や着色といった人工的な処理の有無の確認などのために行います。
わからない場合は、きちんとした鑑別機関で鑑別書を取ることもあります。
※簡易鑑別結果は当店の独自判断になります。また、当店は鑑別機関ではございませんので、鑑別書の発行はお受けしておりません。
当店では、間違いのない石の情報をお伝えできるよう、
お客様がお求めの石とスムーズに出会っていただけるよう努めております。
ミンネ店では、商品説明文の文字数の関係で書ききれないこともありますので、ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。
パワー面でも、鉱物面でも、どちらでもかまいません。
どんな小さなことでもかまいません。
わかる範囲で、全てお答えいたします!