猿股

猿股

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ふんどしパンツを作り続けているのですが、ふんどしパンツをご存じの方はもうご存じだと思いますけれど、良さを上げるとしたら、やはり締め付けがないということです。 ゴムは、とても便利なものですし、輪ゴムのない時代に生きたことがないのでわかりませんが、あの輪ゴムひとつでいろんなことが便利になることも、当たり前すぎてわからないぐらいのものになっていますよね。 お洋服にも、ゴムは使われていますし、下着と言えば絶対的に必需品だと思います。 それが当たり前だと思って生きてきましたし、それでよいのだとも思ってもいます。 ただ、女性は(男性もかもしれませんが)大切な女性特有の臓器がありますよね。 ちょうど締め付けるあたりは、その大切な臓器たちがあるあたりでもありますし、大きなリンパ節があるあたりでもあります。 そういったことからも、本当はウエスト周り、腰回りなどは締め付けない方がよいのかもしれません。 (そう言いながら、お洋服は殆ど締め付けるものですね…) 昔は、ゴムがなかったから紐だったのでしょうけれど、その不便さが肉体(心身かもです)にとって優しかったと言えるのかもしれません。 ということで、またふんどしパンツに替えてから結構時間が過ぎました。 そして、そうだ、じゃあ手作り続けてみよう!と思って作り始めたのですが… 締め付けがないというのであれば、トランクス型でゴムを使わなければいいんじゃない?と、ふと思ったのです。 そうして調べ出したら、皆さん結構作られていました(笑) でも、紐タイプは見かけませんでしたので、作ってみようと思ったのです。 まずは、試作品を作って自分で穿いてみましたところ、とっても気持ちがよい。ちょうど暑かったので、タンクトップとこれだけで部屋着としても着用できました。紐部分をレース編みで編んだので、その少し生成り気味の白と晒の白が雰囲気出ていて可愛いのです。 勿論、ひとりきり完全部屋着ですけれど(笑) でも、感想としては、私はやっぱりふんどしパンツが好きかもしれないです。でもでも、こちらもとってもよいです。穿いている感じがない。 で、トランクスというよりも、昔の猿股っぽいな、と思いました(笑) 昔って、結構そのフォルムがかっこいいもの多いんですよね。 だから昔のものが好きなのかもしれません。 褌だって、かっこいいですし、猿股もそうだし、もんぺだって可愛い。それはまあ近代になってきてからなのでしょうけれど、着物は勿論のこと、日本の衣類を辿っていくとかっこいいものがあります。 おまつりの時に着用する股引なるものもかっこよくないですか? フォルムだけでいうと、本当に素敵なものがたくさんです。 数年前、あの股引タイプのパンツを作ったことがありました。 それから、自然の染色だとか、上げたらいろいろありますね。 器から衣類から、その自然の技術が凄いな…と思うんですよね。 と、猿股から遠のいてしまいそうなので、この辺で。 よかったら、作品を見にきてくださいね♪

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