083のこだわり

083のこだわり

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完成までに要した83型を並べてみました。 並べててよくもまあここまで作ったな〜と自分で思いました。 自分の思い描いたイメージを形にするという目標の中で 「曲線の追求」 これがなかなか思うように表現できず時間がかかりました。 マスクの曲線は全部で3つ。 左右を縫い合わせる中心部の曲線。 鼻から頬にかけての上部の曲線。 顎の中心から耳に向かう下部の曲線。 マスクで一番目につくのは中心部の曲線。 前から見るとどれも大差ないけど、 横から見た時に出っ張りすぎてるのがあるなと思ってました。 この部分は鼻と口の間に空間を作る為の曲線だから ある程度のゆとりはもちろん必要です。 呼吸のしやすさにも関わってきます。 その空間を維持しながら必要最小限のゆとりを持たせ 出っ張りすぎないように何度も何度もmm単位で調整しました。 あとは曲線の曲がり具合。 曲がりが深いと出っ張りすぎるし、浅いと上下にズレる。 その両方をクリアしつつ鼻と顎の骨で押さえる。 そうすることによって上下のズレを抑えることに成功しました。 喋ったりするとだんだんズレてきて鼻が出てしまったりするのが 気に食わなかったのでここも苦労しました。 続いて上部の曲線。 ここはフィット感に一番直結する部分。 中心部は鼻骨に、外側は頬骨に当たるようにしてその2点で押さえる。 そうすることでフィット感を高めることができて、 下方向にズレて鼻が出てしまうのを防ぐことができました。 曲線のくりも深くしてます。 これもズレの防止とフィット感を高める為です。 あとはメガネが極力曇らないようにするのが目的。 浅いと鼻の横の部分の隙間が大きく曇りやすくなってしまってたので。 マスクで通気口といえばこの部分なので どうしても多少は曇ってしまいますが… 何度も試行錯誤して最小限に抑えることはできました。 最後に下部の曲線。 ここは口を動かした時に影響が出ます。 中心部を必要最小限の曲線にすると、 ここにゆとりを持たせないと着け心地が悪くなります。 でもゆとりを持たせすぎると喋った時に上に上がってきます。 その中間を探すのが大変でした。 フィット感を維持しつつ、顎のラインが出ないよう 緩やかな曲線に仕上げました。 一つの曲線を変えると他の曲線にも影響が出てくる。 それを1つずつ修正していった結果が83作になってしまいました。 まとめると… 横から見た時に出っ張りすぎない 上下のズレを抑える この2点に特にこだわって製作しました。 もちろん形や着け心地の良さを大前提としてます。 実際着用しないとわからないと思いますが、口で説明するとこんな感じです。 着用写真は083デニムマスクにあるので良かったらご覧下さい。 ネット販売だと試着ができないので 文章や写真で少しでも製作の思いが伝われば良いなと思います。

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デニム職人、マスク職人

KENJI ITO
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