人生色々。変わり者の私は、社会に適応できないのが大きな困難。何度もぶち当たる壁、『どう生きていったらいのか』。
ある時、完全に頭が真っ白になり、無になった。何も浮かばない。初めての経験だ。そんなとき、「折り鶴」が頭の中に現れた。子ども時代に夢中になった折り鶴。折鶴を作りたい衝動にかられ、たくさんの色の折鶴達が頭の中に現れた。結婚式場の祝福シャワーになったり、新郎新婦の好きな色で、たくさんのゲストを笑顔にした。
『折鶴を売ろう!』
本気で思った。折鶴で、たくさんの人を笑顔にしている映像が映し出されワクワクした。
そして、働き方として以前から気になっていた「ハンドメイド」の世界に足を踏み入れる決心をした。
以前から、千羽鶴のかわいさを、日常で感じてもらえたらいいのにと思っていたことがあった。だが、パッと頭に浮かぶ千羽鶴のイメージは、「お見舞い」のイメージが強かった。あとは、学生時代、大会に向けて「勝利祈願」として千羽鶴を部活の全員で折る。
“千羽鶴は、日常とかけ離れた存在。”
そんな中、関心は、折鶴のあとに出会ったハーバリウムボールペン向かい、ボールペン作りが身近に。ふと「ボールペンなら生活の中でよく使われるな」と思った。そこで、「千羽鶴を中に入れたらどうか」と思う。「病院や福祉施設などで使われたら、癒し、和み、カラーセラピーの効果は期待できないか??」と思い、折り鶴の新たなサイズに挑戦。
“「mini千羽鶴」誕生。”
折り鶴は『平和』のシンボルともなっている。
「 虹色千羽鶴の一部一部、ピース(カケラ)があちこちに広まったら、みんな合わせて千羽鶴だ」とワクワクした。カケラのpieceと、平和のpeaceをかけた。この千羽鶴の一部を閉じこめたボールペンを持っている人が増えると、千羽鶴のピースを持っている人たちが増え、16、24、32と8の倍数で増えていく。
“「みんな合わせて千羽鶴」という意味で、このシリーズを作っている。”
また、折り鶴、千羽鶴、折り紙には『日本の心』を感じる。「旅館や温泉地、介護施設や老人ホーム、病院などでも、パステルカラーの千羽鶴が入ったボールペンがあったら、和むかな」なんて思い、そのような場で活躍するように、優しい色のパステルカラーを選んだ。
色にはカラーセラピーという不思議な力がある。色を取り入れるだけで空間や気持ちなど変化する。例えば、スイスの刑務所で、薄いサーモンピンクを刑務所に用いたところ、気の荒い暴力的な囚人が大人しくなったという実例がある(「色の心理学」参照)。これを知った時、色ってすごいなと思った。以前、強い光が駄目になりサングラスを掛けていたことがある。詳しくは話せないが、だからこそ、パステルカラーの力を選んだ。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。読んでいただけ、大変嬉しく思っております。そんな、「mini千羽鶴」ですが、作品名を千羽鶴から『無限羽鶴』に解明しました。これからもよろしくお願いします 。