はじめまして。haruharakomaの作品をご覧頂きまして有難うございます。このレターではギャラリー写真に使った花材を記したいと思います。

今回の花は「三葉躑躅」ミツバツツジです。
ツツジ科ツツジ属の落葉低木。4-5月頃に咲く紅紫色の花が美しく、花が終わって枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついたそうです。
今年は少し早く咲きました。

はるはらこまの花　みつばつつじ

今回のお花は「日本水仙」にほんすいせんです。
名前だけ見ると、日本原産のように見えますが、実は中国原産だそうです。学名の「Narcissus」はギリシア語の「Narke」が由来。これは「麻痺させる」という意味です。スイセンの球根には催眠作用があるため、この単語がつけられたという説があります。
晩冬から早春に咲く花ですが、今年は三月中旬に咲きました。


はるはらこまの花　すいせん

今回のお花は「花桃」はなももです。
バラ科サクラ属の落葉中高木で、観賞樹として花が改良された品種です。渡来は古く弥生時代といわれています。福を招く縁起の良い木と考えられています。日本で観賞花木として栽培されるようになったのは江戸時代で、現在栽培される園芸品種の多くも江戸時代に作出されました。実の成るモモよりも花が美しく花期が梅と桜の間になります。
今年は三月下旬に咲きました。

はるはらこまの花　はなもも

今回のお花は「勿忘草」わすれなぐさです。
ムラサキ科の一年草、こぼれ種でどんどん増える強い植物です。原産地では、勿忘草(ワスレナグサ)は多年草として分類されますが、暑さと過湿を嫌うので夏越しできないことから、日本では一年草として分類されています。
4月～6月にブルーの小花が開花します。
勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」「真実の友情」
今年は三月下旬に咲きました。


はるはらこまの花　わすれなぐさ

今回のお花は「山吹」やまぶきです。
バラ科ヤマブキ属（本種のみの一属一種）の落葉低木で黄金色に近い黄色の花をつける春の季語です。
ヤマブキには実がつかないと思われがちですが、実際には一重の基本種には実がつくそうです。八重ヤマブキの場合は雌しべが退化して花弁になっているため、実を結ぶことがなく、日本で昔から栽培されてきたヤマブキの多くが八重咲き種であったため、ヤマブキは実をつけないと言われるようになったようです。


はるはらこまの花　やまぶき

早咲きグラジオラスです。夏のグラジオラスとは違う華奢な花。とても良い香りです。

はるはらこまの花　すぷりんぐぐらじおらす

菖蒲が咲ました。例年より早いです。
菖蒲（しょうぶ）とあやめと杜若（かきつばた）。
わかりにくいですが派手な花が杜若、すらっとしているのがあやめ、その間が菖蒲といったイメージです。
そして菖蒲はとても良い香り。初夏のぬるい空気によく似合います。

はるはらこまの花　しょうぶ

牡丹がきれいに咲きました。
百花の王、深見草など沢山の呼び名がある牡丹は昔から日本に根差した花です。
平安時代には襲（かさね）の色目」の取り合わせで、「表が白、裏が紅梅」のものは「牡丹」と呼ばれていました。
牡丹は身体に良さそうな、薬効がありそうな香りがします。さすが百花の王。

はるはらこまの花　ぼたん

鯛釣り草こと華鬘草（ケマンソウ）です。
釣竿に鯛が釣り下がったように見えます。可愛らしい花ですが、全体に毒があるそうです。
初夏に咲く可憐な草花です。

はるはらこまの花　たいつりそう

つぼさんごは「ヒューケラ」と言うそうです。日本では花を楽しみますが、欧米では美しい葉を愛でグランドカーペットとして親しまれているようです。
真っ赤な珊瑚のような花は初夏に咲きます。

春原こま

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