消しゴムはんこから木粉粘土のはんこに変えるべく、お試しはんこを作成中です。
乾燥後に彫刻ができる粘土であれば、木粉粘土にこだわる必要もないのかもしれません。ブロンズ粘土などでできたら素敵だろうなぁと試してみたくなります。
でも、そこまで範囲を広げていたらいつまでも商品化できそうにありません。まずは木粉粘土から。
木粉粘土にもいろいろあるので、どれを使ったらいいのか悩みます。判断基準として、なるべく単純な素材のものを探すことにしました。防腐剤などの添加物は使用していない、木と糊だけのものが望ましいです。
前回の写真に使ったウッドフォルモは、木粉、パルプ、天然粘土、糊剤、水で作られています。ちょっとゴツゴツした感じになるので、大きめのはんこだと押すのが難しいです。
今回試したのは、もくねんさんという粘土です。こちらは鉛筆工場から出たおがくずが原料となっています。糊はPVA(ポリビニルアルコール)という水溶性の糊です。名前から想像できるとおり、合成樹脂、つまりプラスチックの一種なのが少し気になります。乾燥後はけっこうなめらかで、彫りやすく押しやすいです。はんことしては、いい感じなのですが…。
ところで、写真の生き物はなにかおわかりでしょうか?
こねてる感触と色から、メンダコみたい!と思って作ったのですが、よくわからないままだったので宇宙人のようになりました。宇宙人でもかわいいからいいかな。