4月の光がやわらかくなるころ、
画面の向こうで、どなたかの視線が少しだけ留まったこと、
そのひとつひとつを、静かにありがたく受け取っています。
淡い白と、重なるピンク。
はっきりと言葉にしない春の色は、
強く主張しないからこそ、そっと心に残るのかもしれません。
縫い重ねた糸のひと目ひと目にも、
そんな「ささやかな存在感」を込めました。
先端に添えた小さな輝きは、
光を集めるためではなく、
通り過ぎる季節をそっと留めるために。
身につける人の時間の中で、
静かに呼吸するような作品であってほしいと願っています。
4/20。
春は今、深まりながら、少しずつ次の季節へ向かっています。
この短い時期に、こうして多くの方の目に触れたこと、
心より感謝いたします。
これからも、言葉にならない季節の気配を、
形へと編み続けていけたらと思います。