お花の性質と保管の際の注意点について

お花の性質と保管の際の注意点について

公開
今回はよくご質問いただく「ドライフラワー、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーの違いと保管方法」についてご説明します。 ■ドライフラワー■ ◎生花を乾燥させた状態のお花やリーフのことをいいます。 ◎手触り:カサカサとしていることが多いです。 ◎色味:色鮮やかなものもありますが、おしゃれな感じでくすんでいたり、ラスティックな雰囲気があります。 ◎耐久性:プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーと比較すると弱く、特に小花は落ちやすいです。(硬化剤を施してもある程度落ちます)しかし生花よりはずっと長く楽しむことができます。 ◎保管可能期間:基本的に3か月から半年くらいです。湿度や温度によって状態は変わります。高温多湿、直射日光を避けていただければ中には1年以上たっても綺麗なままのドライフラワーもあります。埃が付着したら優しくはらってください。 ◎価格:比較的安価なものから高価なものまで素材により異なります。 ◎人気のソラフラワー、パームフラワー、プチフラワーは天然素材で作られたお花のため、ピッコラパーチェではドライフラワーとして区別しています。 ■プリザーブドフラワー■ ◎本物のお花やリーフに専用の液体を浸透させて作られます。 ◎手触り:しなやかで柔らかく、本物の質感を感じていただくことができます。 ◎色味:ドライフラワーや生花では表現できないような色味が豊富です。最近は本当に色んなカラーが出てきています。 ◎耐久性:本物のお花ですので、アーティフィシャルフラワーに比べると耐久性は劣ります。ドライフラワーよりは耐久性があることが多いです。 ◎保管可能期間:高温多湿、直射日光をさけていただければ基本的に数年単位で美しいままです。温度や湿度が高いと空気中の水分を吸って花びらが透けたり、特にプリザーブドフラワーグリーンは液だれする可能性があります。透けた花びらは涼しくなるともとの透けていない状態に戻ることもありますし、そうでない場合もあります。埃が付着したら優しくはらってください。 ◎価格:比較的高価なことが多く、特に大きなものは1輪数千円することもあります。 ■アーティフィシャルフラワー(造花)■ ◎色味:生花では表現できないような色味もありますが、最近は生花そっくりに忠実に表現しているお花が増えています。 ◎耐久性:主にポリエステルなどの素材で作られていますので、生花やドライ、プリザーブドより耐久性があります。そのため海外のウェディングなどにも向いています。 ◎保管可能期間:温度や湿度の影響をほぼ受けることなく長期間お楽しみいただけます。長期間直射日光を当て続けると色褪せなどは生じることがあります。埃が付着したら優しくはらってください。 ◎価格:素材により異なります。100円均一で販売されているようなものから、プリザーブドフラワーと比較しても安くないような高価なものまで様々です。ピッコラパーチェでは高価高品質なお花しか使用しておりません。 ◎季節以外のお花も表現できることが魅力です。 ◎最近はペットボトルを再利用して作られたサステナブルなアーティフィシャルフラワーも出てきています。 その他、何かご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

レターの感想をリアクションで伝えよう!

花作家

piccola pace
作品を見る