ベビードレスを編み続ける

公開
長男妊娠中はつわりが重く長く続いていた。 ベビードレスは1着しか編めなかった。 出産後はずっと寝不足で体力がなかなか回復しなくて、乳児サイズのロングベストを1着、カーディガンを1着しか編めなかった。 長男が歩き始めたら、編み物は中断。 編み針や糸は危険なので。 長男が入園し、次男が生まれた。 次男のためのベビードレスを編めなかったことは今も悔やまれる。でも、できなかったのはしかたがない。 次男は比較的手のかからない子だったので、少しずつ編み物を再開。 息子たちのお揃いのセーターや次男が配色をデザインしたセーターなど、計5着。 編むのは楽しいし、完成した時は満足だし、着ている息子たちはかわいい。 しかし、彼らが「セーターの首のところ ちくちくする」と言うようになってから、ウール素材のアイテムは編まなくなった。 ちょうど次男が入学した頃。まとまった時間ができた。 かわいい服が編みたい。 久しぶりの細い糸。 透かしの模様。ふんわりギャザー。繊細な縁飾り。パステルカラー。 デザインはいくらでも思いつく。 完成したベビードレスを見て、我ながら、なんてかわいいんでしょう!と嬉しくなる。 でも、編んでも編んでも、満たされることはない。 息子たちが赤ちゃんの頃に、もっとたくさん手編みの服を着せたかった。 この思いが今もベビードレスを編み続ける原動力なのかもしれない。

レターの感想をリアクションで伝えよう!

ベビーニット作家

baby*panda
作品を見る