特集

あの人の作業机​​ vol.42 グラフィックデザイナー・チヨ

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、「こんな作品あったらいいな」をコンセプトに、紙雑貨やスタイブランドを展開しているチヨさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

チヨ
「こんな作品あったらいいな」をコンセプトに、
レターセットを中心とした紙雑貨『おいしいステーショナリー』と babyビブ『おいしいスタイ』のブランド、chiyo.ten(チヨテン)を展開。
https://minne.com/@cho-chiyo

お気に入りのものはすぐそばに

いつから、この作業部屋を使われていますか?

チヨ
1年ほど前からこの作業部屋を使っています。以前は子どもがいつも目に届く場所でと、リビングに作業場を置いていたのですが、子どもの成長に伴いこの作業部屋にうつりました。
今は朝と、子どもが幼稚園に行っている時間が主な作業の時間です。
日当たりが良く、移りゆく空を楽しめるところが気に入っています。

こちらの棚には、わかったさんとこまったさんシリーズの本がたくさん並んでいますね。

チヨ
ここは作業部屋の中でも特にお気に入りの絵本コーナーです。わたしの作品づくりの原点のひとつかもしれません。

わたしも小さい頃よく読んでいました。大人になっても楽しめる1冊ですよね。

チヨ
はい。出てくる料理たちもとてもおいしそうで、ワクワクした気持ちになりますよね。
大人になった今でも忘れられなくて、また読みたくなり、すこしずつ集めています。
今読んでも楽しくて、やっぱり大好きですね。童心に戻れます。

絵本棚の上に置いてある食品サンプルも気になってしまいました。

チヨ
ここにあるのはコレクションの一部で、他にもいろいろなサンプルを集めてはディスプレイを変えて楽しんでいます。小さい頃、レストランの入り口によくあった、食品サンプルのメニューの模型を眺めるのが好きでした。
お気に入りのものが作業机の近くにあると、明るい気持ちになりますし、いつも元気をもらっています。

作業環境のこだわりがあれば教えてください。

チヨ
ひとつの机で、デザインとレターセットなどの制作作業を行っています。
「ストレスなく、できるだけ作業しやすく」をモットーに、机の上はシンプルにするよう心がけています。

とても綺麗に整頓されていますよね。机の上に置いてある本はどれもデザインや紙についての本ですか?

チヨ
そうなんです。デザインと配色の本と、紙見本はすぐ手の届く場所に置いて、作品をより良くしたいときや新作について考えるときによく見ています。紙が好きなため、紙見本帳を見て、 触れる時間はわたしにとって癒しでもあります。
机の上の本棚には、スケッチブックとノートも置いてあります。これらはデザイン案をスケッチしたり、アイデアを書き出したり、あとは月並みですが、ブレインストーミング用に使っています。突拍子がないことでも、ふとしたアイデアが完成品につながることがあるんです。

こだわりがぎゅっと詰まった素敵な空間ですね。

チヨ
はい。シンプルだけど、お気に入りが詰まった作業机です。
好きなものを置くことで、明るく楽しい気持ちになり、アイデアが浮かびやすくなります。

窓辺のお気に入りアイテムたち

窓際に置いてあるこちらはなんですか?

チヨ
これはレインボーメーカーといって、晴れた日に陽の光を集めてくるくると回り、お部屋に虹をつくってくれるものです。ぱっと気持ちが明るくなり、うきうきした気持ちになります。

観覧車のような見た目でかわいらしいアイテムですね。こちらに置いてあるのは…

チヨ
これは、津軽鉄道のつてっちーというキャラクターで、ご縁があり、わたしのデザインを採用いただいたキャラクターなんです。わたし自身も津軽鉄道とつてっちーのファンなので、いつもそばに置いて作業を見守ってもらっています。

鉄道のキャラクターのデザインも手がけていらっしゃるんですね。チヨさんの幅広いご活躍が見れて嬉しいです。

できるだけお店に足をはこぶ

制作に使用する道具は普段どのように選ばれていますか?

チヨ
あまり強いこだわりはないのですが、できるだけ足を運び、実際に見て触れて、気に入ったものを選んでいます。
気に入ったもの(手に馴染み、使いやすく、好きだなぁと思ったもの)を永く使い、無くなったらまた同じものを買う…ということが多い気がします。
スケッチブックと筆記具、レターセットの制作で使うカッターやはさみは欠かせません。

チヨ
特にお気に入りの愛用品は、サラリと描きやすい呉竹さんのMANGAKAペン。わたしの作品づくりにおいて欠かせない一品です。

最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。

チヨ
作品をつくっている時間はわくわくして楽しく、形になった作品はまずはわたし自身が使ってみて、「これ、いいね!」と自分でもほしくなるような作品づくりを目指し、日々制作しています。

ここでしか買えない、「かわいいのにユニーク」「おしゃれなのにユニーク」であり、chiyo.ten らしい作品であるために需要に流されないことも大切にしています。
作品を手にしてくださり、受け取った方が思わずニヤリとしてしまうような。お客さまが笑顔になり、もしその記憶に残ることができたら、わたしにとってとても幸せなことです。

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取材・文/中村瑛美里

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