あの人の作業机 vol.28 ステンドグラス作家・mijinn.coさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、 毎日の暮らしに取り入れやすいステンドグラス作品を手がける作家・mijinn.coさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

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アクセサリーやインテリア雑貨など、毎日の暮らしに取り入れやすいステンドグラス作品を手がける。
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1日の終わりに机をリセットする

いつから、この作業部屋を使われていますか?

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ステンドグラスを始めた8年ほど前から、自宅の部屋の一角を作業スペースとして使用しています。

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作業机は、実はまだ「これだ!」と思うものに巡り会えていなくて。以前イベント用として使用していた天板と脚のみの、いたってシンプルなものを1年ほど前から代用していますが足元が広々と動きやすく無駄のないところが気に入っています。
 
作業環境において、自分なりのこだわりがあれば教えてください。

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ステンドグラス は作業工程がとても多いので、こちらの机でできる作業は、休憩を挟まず集中して一度に取り組むようにしています。周りに何かあると集中が途切れてしまうので、この部屋では作業に使うもの以外はなるべく置かないようにしています。
 
机の上はすっきりと整理されていますね。主にどんな作業をこの机で行われているんですか?

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主に型紙づくり、ガラス選び、ガラスのカットまでをやっています。一番集中できる午前中はここで過ごすことが多いので、まず気持ちよくスタートできるよう、前日の作業終わりには卓上をきれいにリセットするよう心がけています。

アイデアを生むのはガラスの欠片たち


 
机の前にある有孔ボードもとってもきれいに活用されていますね。

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ガラスカットの際は、細かなガラスの粉が道具にかかることもあるので、よく使う道具類は有孔ボードに浮かせることで防いでいます。すぐに取り出せるし、面倒臭がりの私でも、机の上が簡単にすっきりと片付くのでお気に入りです。
 
道具だけでなく、素材の整理整頓術などもあれば教えてください。

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1枚の大きなガラス板をカットし作品にしていくので、とにかくたくさんの端ガラスが残ります。もったいなくて捨てたくない気持ちを押し殺して、なるべく小さな欠片は捨て、使えそうなサイズのものは色別に分けて白箱に収納しています。
 
欠片さえもとっても美しいですね…

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この欠片たちを眺めるだけでも、アイデアや新たなデザインが浮かんだりするので、わたしにとっては宝箱のようです。

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あとはガラスたちを作業机の横の棚に色別で収納しています。
 
すごい量ですね!

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ここにあるのは一部だけですが、よく使用するガラスを窓際に置いています。ガラスの色選びは、日中の自然光が当たる時間帯に行うのですが、光にガラスをかざしたときの美しさに、いつも癒されています。

道具に自然と手がなじんでいく


 
作業机にいつも置いている「スタメン」のようなアイテムはありますか?

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アクセサリーづくりには細かな作業が多いので、はさみ、定規、カッターは小さめのものを。油性ペンも、極細の方だけを使用します。あとは忘れっぽいので、すぐにメモができるように付箋も。軍手が面倒で、つい素手でガラスを扱ってしまい、すぐ切り傷を負うので、絆創膏も欠かせないアイテムです。
 
制作に使用する道具は普段どのように選ばれていますか?

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こだわりがあって、色々買って試すということは特にないです。使っていて不便がなければその道具に自然と手がなじんでくるので、結果ずっと使い続けることが多いように思います。

このステンドグラス用の道具も、始めた当初に教室で揃えたものもあり、だいぶ年季が入ってきました。

 
最後に作品制作で大切にしていることを教えてください。

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光や温度や身につける人によっても、さまざまなイメージに変化できるのがガラスの魅力です。なるべく、その魅力を引き出すことができる、素材そのものを身につけているような、さりげなさのあるデザインを心がけて制作しています。着用時の重さや、つけ心地の良さも大切にしていますね。

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そして、自分の手でつくり上げていること、それをどこかでたのしみにしてくださる誰かがいることを常に想いながら、これからも楽しく制作を続けていきたいと思います。

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取材・文/中村瑛美里
 
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