作品レシピ

【連載】マニキュアフラワーの作り方 vol.1 コスモス

ワイヤーでお花の形をつくり、マニキュアで薄い膜を張ってつくる「マニキュアフラワー」。艶やかな色味が特徴的で、アクセサリーとしても人気を集めています。そんなマニキュアフラワーのレシピをご紹介する連載がはじまりました。初回にお届けするのは「コスモスのピアス」の作り方。お手持ちのマニキュアでお試しください。

マニキュアフラワーとは?
ワイヤーで形づくったものを樹脂液にひたしてつくる「ディップアート」とは異なり、ワイヤーでつくった花びらに、マニキュアで膜を張って色付ける「マニキュアフラワー」。透明感と艶感が美しく、ピアスやブローチなどのアクセサリー作品の制作としても人気を集めている技法。
 
見た目に美しい、マニキュアフラワーアクセサリー。
実は、身近な材料で手軽につくることができるんです。この連載では、旬のお花をモチーフにしたアイテムの作り方をご紹介します。

レシピを教えてくれた作家さん:ちくわハンドメイド
マニキュアフラワーでつくるアクセサリー作家。「四季を感じておしゃれをたのしむ」をコンセプトに、オリジナルデザインのフラワーアクセサリーを制作。
https://minne.com/@pureosshi

材料・道具はこちら


・ワイヤー(#30)
・スワロフスキー(#2088)
・マルカン
・ピアス金具
・お好みのカラーのマニキュア
・トップコート
・接着剤
・ペンまたはドライバー(直径6〜8mmのもの)
・定規
・つまようじ
・ニッパー
・平ヤットコ
・丸ヤットコ
・メラミンスポンジ


ワイヤーで花びらをつくる

まずはじめに、ワイヤーでコスモスの花びらをつくります。
定規でワイヤーを15㎝に測り、ニッパーでカットして、これを4本つくります。

ワイヤーを上に4㎝ほど残し、ドライバーに一周巻き付けます。

ワイヤーを3回ねじります。

ねじったワイヤーを倒し、再度同じように巻き付けます。

これを繰り返して、4個輪をつくります。

4個つくれたところ。

ドライバーを引き抜きます。このひとつひとつの輪が、花びらの原型になります。

丸ヤットコで輪の間をつまみ、ワイヤーを少しずつずらします。

ゆっくり円を描くようようにずらしていくといいですよ。

花びららしくなってきました。上に飛び出ているワイヤーの端をつまみ、

左隣の花びらと花びらの間の付け根に絡ませます。

そのままワイヤーをねじって、芯をつくります。

ワイヤーの輪を芯に対してそれぞれ垂直に倒します。

すべての輪を倒すと、花びらができました。

丸ヤットコで花びらをつまんで引っ張り、平ヤットコで花びらの先端の脇をつまんで、手前に折って角をつくります。

このような角を、すべての花びらにつくります。

すべての花びらに角ができました。

マニキュアで色をつける

同じものを4つつくり、スポンジに立てます。

1枚1枚の花びらに、薄い膜を張るようにトップコートを塗り、よく乾かします。

すべての花びらに、裏側からマニキュアを塗り、同じように乾かします。

ニッパーで、2つ、花の芯をカットします。

スポンジ上にある2つの花の中央に、つまようじで接着剤を塗布します。

芯をカットした花びらをピンセットでつまみ、接着剤を塗布した上に、花びらが互い違いになるようにのせ、くっつけます。

接着剤が乾いたら、トップコートで花びら全体をコーティングし、よく乾かします。

ピアスパーツをつける

花びらの中央に、つまようじで接着剤を塗布します。

ピンセットでマルカンを乗せ、その中にスワロフスキーを置きます。

接着剤が乾いたら、ニッパーで、花の芯を根本からカットします。

花びらの裏側に、接着剤でピアス金具を付けます。

接着剤が乾いたら、マニキュアフラワーでつくる、「コスモスのピアス」の完成です。


マニキュアフラワーピアス

ワイヤーの巻き方、マニキュアの塗り方など、記事を参考にしていただければ、初心者の方にもきっと手軽につくれるはず。
お手持ちのマニキュア、またはお好みのマニキュアカラーでぜひつくってみてくださいね。


次回はどんなお花の「マニキュアフラワー」アイテムをつくりましょう。
どうぞおたのしみに。

minneで「マニキュアフラワー」作品を見る

 
写真 / ちくわハンドメイド
編集 / 西巻香織

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