能　「 葵上（あおいのうえ）」

プチをつけるかどうか迷いましたが、結局つけませんでした。 では、私のお勉強におつきあいを… 能について ・猿楽から派生した伝統芸能。 ・歴史や神話などを題材にした悲劇が多い。 ・「～にて候」という文語調。 ・能面と呼ばれるお面をつけて演じる。 能は、室町時代に世阿弥が基礎を作り、室町・江戸時代を通じて 「武士の芸能」として受け継がれていきました。 シテといわれる、主役の役者は能面をつけます。 基本的に能面をつけている人は、「この世のものではないもの。」 つまり、幽霊や亡霊、化け物なのです。 「葵上」について 光源氏の正妻である葵上が物の怪に執り付かれ病に臥せっている。 巫女の呪術により、物の怪は源氏の愛人であった六条ノ御息所の 生霊であることがわかる。 葵上を幽界へ連れ去るのを阻止するため、横川ノ小聖という行者を呼び寄せ、 祈祷を始める。 鬼女の姿になった六条ノ御息所との激しい争いのあと法力に 祈り伏せられ、最後は心を和らげ成仏する。 木製で松が描かれている鏡板の大きさは、たて×よこ×高さ＝2cm×6cm×4.5cmです。