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革という素材について知っていただきたいこと

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【本革製品を身につけたいと思っている方に、知っていただきたいこと】 皆さんは、「本革」と一口に言っても、その性質や価格に大きな違いがあることをご存知でしょうか。 実際、「本革製品」と表示がされていても、その価格は実に様々です。 価格の差はデザインや製作工程にもよりますが、「革の材料費」というところで比較しても、同じ本革で10倍以上もの差が生じることも珍しくないのです。 その差は一体なぜなのでしょうか。その理由を以下に記します。 革には大きく分けて二つの種類があります。「クロム鞣し」で鞣された革と、「植物タンニン鞣し」で鞣された革です。 現在、市場で流通している革は、「クロム鞣し」化学成分を用いて鞣された革が主流です。 クロム鞣しの革は、表面が比較的均一に仕上がり、柔軟性があり、熱に強いという長所があります。 また、短時間で大量に仕上げられるためコストも安いのですが、そうした長所の反面、本革を使う醍醐味である「経年変化」が出にくい革でもあります。 経年の傷や汚れは、変化せずそのまま傷汚れとして残り、「劣化」として目に映ります。 【言い換えれば、クロム鞣しの革は大量生産に向く素材であり、「仕上げられた時が一番美しい革」と言えると思います。】 一方、「植物タンニン鞣し」という、植物の渋を用いて鞣された革は『ヌメ革』と呼ばれています。 ヌメ革の鞣しは古来からの製法です。原皮の風合いを留めた仕上がりで、表面は生来の傷や血筋痕の影響が出やすく、部位によって柔らかさも異なります。 長い時間をかけて仕上げられるためコストも高く、安定した素材とは言い難いのですが、使い込むことによる艶の変化や、色合いの深みを増していく様子など「経年変化」が堪能できる革です。 【ヌメ革は昔ながらの製法で、時間とコストがかかるが、「手にしたときが完璧なのではなく、長い時間をかけて愛着が増していく革」と言えると思います。】 皆さんが革という素材に求めていること、それは「長く寄り添える素材」ということではないでしょうか。 『せっかく革製品を持つのだから、長く使うことでその変化を味わえる革を選んでほしい』 そうした考えから、KALEIDOSCOPEの作品は「ヌメ革」に焦点を絞って製作しています。
【本革製品を身につけたいと思っている方に、知っていただきたいこと】 皆さんは、「本革」と一口に言っても、その性質や価格に大きな違いがあることをご存知でしょうか。 実際、「本革製品」と表示がされていても、その価格は実に様々です。 価格の差はデザインや製作工程にもよりますが、「革の材料費」というところで比較しても、同じ本革で10倍以上もの差が生じることも珍しくないのです。 その差は一体なぜなのでしょうか。その理由を以下に記します。 革には大きく分けて二つの種類があります。「クロム鞣し」で鞣された革と、「植物タンニン鞣し」で鞣された革です。 現在、市場で流通している革は、「クロム鞣し」化学成分を用いて鞣された革が主流です。 クロム鞣しの革は、表面が比較的均一に仕上がり、柔軟性があり、熱に強いという長所があります。 また、短時間で大量に仕上げられるためコストも安いのですが、そうした長所の反面、本革を使う醍醐味である「経年変化」が出にくい革でもあります。 経年の傷や汚れは、変化せずそのまま傷汚れとして残り、「劣化」として目に映ります。 【言い換えれば、クロム鞣しの革は大量生産に向く素材であり、「仕上げられた時が一番美しい革」と言えると思います。】 一方、「植物タンニン鞣し」という、植物の渋を用いて鞣された革は『ヌメ革』と呼ばれています。 ヌメ革の鞣しは古来からの製法です。原皮の風合いを留めた仕上がりで、表面は生来の傷や血筋痕の影響が出やすく、部位によって柔らかさも異なります。 長い時間をかけて仕上げられるためコストも高く、安定した素材とは言い難いのですが、使い込むことによる艶の変化や、色合いの深みを増していく様子など「経年変化」が堪能できる革です。 【ヌメ革は昔ながらの製法で、時間とコストがかかるが、「手にしたときが完璧なのではなく、長い時間をかけて愛着が増していく革」と言えると思います。】 皆さんが革という素材に求めていること、それは「長く寄り添える素材」ということではないでしょうか。 『せっかく革製品を持つのだから、長く使うことでその変化を味わえる革を選んでほしい』 そうした考えから、KALEIDOSCOPEの作品は「ヌメ革」に焦点を絞って製作しています。
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