●まずは陶器が出来るまでの工程の説明です。
当ショップの陶器は、粘土で生成、高台削り、乾燥、素焼き(700度)、釉薬掛け、本焼き(1,230度)をします
●何故「貫入」は出来るのでしょう?
①本焼き(1,230度)の時、表面に掛けた釉薬は溶けてガラスの層となって陶器を覆います。
②その後、焼かれた陶器を徐々に温度を下げて行きます。100度位になったら窯から取り出します。
③温度を下げて行く過程で、陶器と釉薬の収縮率の違いで表面に掛けた釉薬に「ひび模様」が入って行きます。
この釉薬に入る「ひび模様」のこと「貫入」と言います。
「貫入」は素地にひびが入る訳ではありませんので、安心してお使いになれます。
余談ですが、陶器が冷めて行く時に、「ピキン、ピキン」と音を立てて貫入が入ります。その音は高く澄んでいてとても美しいです^^
●陶器をお使いになる前に
陶器を使って行くうちに、この「貫入」に茶渋、汁等の色が入り徐々に目立って来ます。
コーヒーや色の濃いジュース等に使う前に、水やお湯を入れてからお使い頂くと、貫入に汚れが入りずらくなります。
※当ショップの陶器には、「貫入」に汚れ等が入りずらい様に目止め処理をしてからお出ししていますが、その効果は徐々に無くなって行きます。
茶の湯の世界では、茶渋が「貫入」に染み込んで変化して行く事を「七化け」と言い、使えば使う程に変化して行く色や景色を楽しむそうです。
●食器屋さんで買った器に「貫入」が無いのは何故なんでしょう?
食器屋さんで扱っている器は、磁器という器が多いです。磁器は「石物」と言われ、陶石とよばれる岩石が主な原料です。吸水性はほとんど無く、粘土のキメが細かく「貫入」が入ってもほとんど目立ちません。
当ショップで作っているのは「陶器」です。陶器は「土物」と言われ、陶土とよばれる土(粘土)が主な原料です。吸水性が高く「貫入」が入り易いです。
※半磁器とういう土と石の両方をブレンドした土を使った作品もあります。貫入はあまり目立ちません。
陶器の柔らかい印象はそのままに、磁器の強度を有し、陶器と磁器の中間的な性質を持った焼き物です。
素地と釉薬の収縮率の違いから陶器にはどうしても「貫入」が入ります。
この「貫入」も陶器の見所・景色としてまた、色合いが変化していく面白さも陶器の良さであると思いますので楽しんで頂ければと思います。同じ「貫入」は世界にふたつとありません。世界にひとつ、あなただけの品です。
どうしても、 「貫入」が気になる方はご購入を控える様、お願いいたします。
●まずは陶器が出来るまでの工程の説明です。
当ショップの陶器は、粘土で生成、高台削り、乾燥、素焼き(700度)、釉薬掛け、本焼き(1,230度)をします
●何故「貫入」は出来るのでしょう?
①本焼き(1,230度)の時、表面に掛けた釉薬は溶けてガラスの層となって陶器を覆います。
②その後、焼かれた陶器を徐々に温度を下げて行きます。100度位になったら窯から取り出します。
③温度を下げて行く過程で、陶器と釉薬の収縮率の違いで表面に掛けた釉薬に「ひび模様」が入って行きます。
この釉薬に入る「ひび模様」のこと「貫入」と言います。
「貫入」は素地にひびが入る訳ではありませんので、安心してお使いになれます。
余談ですが、陶器が冷めて行く時に、「ピキン、ピキン」と音を立てて貫入が入ります。その音は高く澄んでいてとても美しいです^^
●陶器をお使いになる前に
陶器を使って行くうちに、この「貫入」に茶渋、汁等の色が入り徐々に目立って来ます。
コーヒーや色の濃いジュース等に使う前に、水やお湯を入れてからお使い頂くと、貫入に汚れが入りずらくなります。
※当ショップの陶器には、「貫入」に汚れ等が入りずらい様に目止め処理をしてからお出ししていますが、その効果は徐々に無くなって行きます。
茶の湯の世界では、茶渋が「貫入」に染み込んで変化して行く事を「七化け」と言い、使えば使う程に変化して行く色や景色を楽しむそうです。
●食器屋さんで買った器に「貫入」が無いのは何故なんでしょう?
食器屋さんで扱っている器は、磁器という器が多いです。磁器は「石物」と言われ、陶石とよばれる岩石が主な原料です。吸水性はほとんど無く、粘土のキメが細かく「貫入」が入ってもほとんど目立ちません。
当ショップで作っているのは「陶器」です。陶器は「土物」と言われ、陶土とよばれる土(粘土)が主な原料です。吸水性が高く「貫入」が入り易いです。
※半磁器とういう土と石の両方をブレンドした土を使った作品もあります。貫入はあまり目立ちません。
陶器の柔らかい印象はそのままに、磁器の強度を有し、陶器と磁器の中間的な性質を持った焼き物です。
素地と釉薬の収縮率の違いから陶器にはどうしても「貫入」が入ります。
この「貫入」も陶器の見所・景色としてまた、色合いが変化していく面白さも陶器の良さであると思いますので楽しんで頂ければと思います。同じ「貫入」は世界にふたつとありません。世界にひとつ、あなただけの品です。
どうしても、 「貫入」が気になる方はご購入を控える様、お願いいたします。