妖街への燈

珍しいことに夢売りがやってきた。 彼は時折思い出したようにふらりとこの店へ立ち寄るものだから、人気の品なのに仕入れが安定せず苦労している。 今日も商談の末、極上の夢が込められた夢玉を幾つか仕入れることができた。 これで当面はなんとかなるだろう。 「そうだ、もう直に大きな祭りがある。偶にはお前も妖街(こちら)へ来るといい」 夢売りが思い付いたように寄越したのは美しいランタン。 キラキラと煌めく硝子に目を奪われる。 「ランタンの先に提げてあるのは通行証だ。妖街へ入る際、燃やして入れ」 燃やしてしまうのが勿体無いほど綺麗な宝石のような通行証。 ぼうっと魅入っていると、ではな、と気まぐれな夢売りは既に踵を返していた。 ===== ランタン型のアクセサリーを仕立てました。 先に提げられているグラデーションのビーズがちらちらと揺れてとてもキレイです。 こちらは3パターンのカラーバリエーションを用意しております。 ご注文の際、備考欄にて必ず番号又は色名をご記入くださいませ。 未記入の場合、メッセージからご連絡差し上げます。 一、クリスタルAB×イエローグリーン 二、ローズ×ブルーパープル 三、ブルージルコン×グリーンパープル 片耳での販売となりますので、ペアでご購入希望の場合は個数を「2」にしてご購入くださいませ。 素材:ビーズキャップ・チェコビーズetc…