ジャンクジャーナル 雑記帳 天使

ご覧いただいてありがとうございます。 ジャンクジャーナル 天使になります。 もう20年も前になりますが、性能の悪いデジカメで撮りためた写真をもとに制作しました。 天使にもいろいろいて、静謐さや可愛らしさ、沈黙などを感じさせますが、どれも変わらず不思議な聖性をまとっています。 ホーリーカードなどと共に聖なる世界を感じてください。写真は必ずしも天使というわけではなく、教会や壁のレリーフやバラ窓など個人的に面白いと思ったものを含んでいます。 20✕11.5 カバーはバテンレースのヴィンテージドイリーの一部にヴィンテージドイリーを重ねて、カードなどを差し込めるようになっています。 ヴィンテージのグラシン封筒に入っているのはカニヴェ。 カニヴェは19世紀から20世紀初頭に、キリストや聖母マリア、聖人を描いたホーリーカードで縁をレースのように飾られたものをフランスでは特にカニヴェと言っていてコレクターズアイテムです。 こちらはスペインから購入しました。聖母マリアが純潔を象徴するゆりを持った少女に冠を授けています。 もう一枚のカードはルネサンスの画家ボッティチェリの聖母子。 タグやジャーナルカードも写真をもとにして、カットワークの施されたアンティークレースなどを使って制作しました。 他にはフランスアジェンダ(日記帳のようなもの)　1936年1944年、詩集のページ、ケルンのヴィンテージ写真、イタリアのホーリーカード、フランスのホーリーカード1914年1937年.処方箋、スライド(ジョルジョーネのユディット)、ストラスブルグのアンティークポストカード、セルロイドのフランスホーリーカード。 セルロイドは人類史上初の人工樹脂で象牙にかわるものとして開発され細工のしやすさから19世紀に入ると様々な日用品がつくられました。教会などでよく配られていたこのセルロイドのホーリーカードもその一つで、軽くて持ち運びしやすいため重宝されたのでしょう。ですが可燃性が高く耐久性が低く、太陽光で劣化してしまうので、やがて石油系のプラスチックに取って代わられ姿を消してしまいます。セルロイドのポストカードやホーリーカードは19世紀初頭の一時期の儚さを感じさせます。 手書きでこんなに綺麗なレタリング！と思うほど流麗な字で"この良き日に私の大切な二人のために祈ってください"と書かれています。 あとはレースサンプルとファブリックサンプル。 レースはアンティーク、ファブリックは小さいですが、1900年ころのドレス生地などです。 レースは伸縮性の必要なポケットもあるので、アンティーク、ヴィンテージ、現行品も使っています。 ハンドメイドと古い紙にご理解いただきますようお願いいたします。 何かわからないことがありましたらお気軽におたずねください。 最後まで読んでいただいてありがとうございました。 よいご縁がありますように。