Lisa Larson がグスタフスベリのアトリエ工房「Gスタジオ」で制作したユニークピース(一点もの)の大皿です。
やや灰味を帯びた白い釉薬の上に、鉄釉のブラウンで力強い面と線が描かれ、その上から櫛状の道具で引っかいたような細い線が幾重にも重ねられています。中央で大きく交差するラインは、上空から見下ろした畑の区画や、雪解け前の田畦を思わせる抽象的な構図で、どの方向から眺めても表情が変わるダイナミックな作品です。
よく見ると、線の始まりやカーブの部分に作家の手の動きがそのまま残っており、ろくろ成形のあとに生の土の上から削り出していったプロセスが感じられます。堂々としたサイズの大皿でありながら厚みはほどよく抑えられており、持ち上げると意外な軽さがあり、縁から中央へとゆるやかに落ち込んでいくプロポーションがとても品よくまとめられています。
全体のトーンは北欧のストーンウェアらしい素朴さを持ちつつも、余白の取り方や線のリズムには日本の刷毛目や鉄絵の器にも通じる感覚が見て取れます。リサ・ラーソンは大阪万博での来日や、グスタフスベリ工房で触れた日本陶芸のコレクションを通じて、日本のやきものから大きな影響を受けたと言われますが、本作もまた、北欧の大地のイメージと日本の抽象的な文様感覚が静かに響き合う一枚と言えるでしょう。
食卓の主役となるサービングプレートとしてはもちろん、スタンドに立てかけて飾ったり、壁面にディスプレイしても映える存在感のある作品です。手仕事の痕跡を残した唯一無二の表情は、眺めるたびに新しい発見があり、コレクションの核となる一点としてもふさわしいものです。
裏面には、Gスタジオ作品であることを示す「手のマーク」とともに、LISA L のサインが刻印されています。そして95という刻印から、制作年が1995年であることがわかります。コンディションは割れや欠けのない大変良好な状態で、制作当時の趣きをよくとどめています。
■詳細スペック
メーカー:Keramik Studion Gustavsberg / グスタフスベリKスタジオ
デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
年代:1993年
生産国:スウェーデン
コンディション:
割れや欠けや貫入がない完品のコンディションです。製造時の美しさと輝きをとどめており、作品としての出来栄えも大変優れたユニークピースです。
■サイズ
直径32cm 高さ8cm
Lisa Larson がグスタフスベリのアトリエ工房「Gスタジオ」で制作したユニークピース(一点もの)の大皿です。
やや灰味を帯びた白い釉薬の上に、鉄釉のブラウンで力強い面と線が描かれ、その上から櫛状の道具で引っかいたような細い線が幾重にも重ねられています。中央で大きく交差するラインは、上空から見下ろした畑の区画や、雪解け前の田畦を思わせる抽象的な構図で、どの方向から眺めても表情が変わるダイナミックな作品です。
よく見ると、線の始まりやカーブの部分に作家の手の動きがそのまま残っており、ろくろ成形のあとに生の土の上から削り出していったプロセスが感じられます。堂々としたサイズの大皿でありながら厚みはほどよく抑えられており、持ち上げると意外な軽さがあり、縁から中央へとゆるやかに落ち込んでいくプロポーションがとても品よくまとめられています。
全体のトーンは北欧のストーンウェアらしい素朴さを持ちつつも、余白の取り方や線のリズムには日本の刷毛目や鉄絵の器にも通じる感覚が見て取れます。リサ・ラーソンは大阪万博での来日や、グスタフスベリ工房で触れた日本陶芸のコレクションを通じて、日本のやきものから大きな影響を受けたと言われますが、本作もまた、北欧の大地のイメージと日本の抽象的な文様感覚が静かに響き合う一枚と言えるでしょう。
食卓の主役となるサービングプレートとしてはもちろん、スタンドに立てかけて飾ったり、壁面にディスプレイしても映える存在感のある作品です。手仕事の痕跡を残した唯一無二の表情は、眺めるたびに新しい発見があり、コレクションの核となる一点としてもふさわしいものです。
裏面には、Gスタジオ作品であることを示す「手のマーク」とともに、LISA L のサインが刻印されています。そして95という刻印から、制作年が1995年であることがわかります。コンディションは割れや欠けのない大変良好な状態で、制作当時の趣きをよくとどめています。
■詳細スペック
メーカー:Keramik Studion Gustavsberg / グスタフスベリKスタジオ
デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
年代:1993年
生産国:スウェーデン
コンディション:
割れや欠けや貫入がない完品のコンディションです。製造時の美しさと輝きをとどめており、作品としての出来栄えも大変優れたユニークピースです。
■サイズ
直径32cm 高さ8cm