キンモクセイのぬいぐるみ

少し肌寒くなる季節、何処からともなく漂ってくる甘い良い香り。 咲いても散っても綺麗なキンモクセイのぬいぐるみです。 キンモクセイの丸いドーム型に剪定された姿が好きで、このようなフォルムになりました。密度が高く生えた葉っぱを表現するためにモコモコの布を使用してあります。緑色の布は理想に近づけるために染色しました。 キンモクセイの花は黄色とオレンジが混ざった明るい色味です。沢山の小さなお花に透明感のあるビーズを縫い付けて、華やかさと可愛さがしっかり出せたと思います。 顔周りの花の位置には個体差が少なく、他の部分はランダムに縫い付けてあります。 小さな足には木の幹のような茶色のシューズを履かせました。2本の足でしっかりと立ち、斜め上を見つめる姿勢です。シューズには一輪ずつお花を付けることで地面に散ったキンモクセイを表現しました。ぱっと見では目立ちませんが、隠れたチャームポイントです。 お顔には手触りの良い血色感のある布を使用してあります。明るいオレンジ色のお目目です。キンモクセイのお花をデフォルメした十字のデザインを、目のハイライトとして入れました。 ほっぺにはお花の色に近いチークを入れることで作品全体の一体感を出しました。髪の毛の毛糸は落ち着いた緑と大人っぽいグレーです。少し暗い色を入れたことで、お花の鮮やかさが引き立ちました。 キンモクセイの木は庭に控えめに咲くものからとっても大きなものまでありすが、この子達は手のひらにちょこんと乗る小さめサイズです。