いろはの記憶　もみじ耳飾り　紅葉

秋になると、ふとこの秋色たちが恋しくなりませんか？ わたしは毎日、「まだかな、まだかな」と 色づくのを心待ちにしています。 本物のもみじが秋の中で少しずつ移ろっていくように、 その美しい色の変化を 耳元にそっと映した紅葉の耳飾りです。 紅葉の色は、心を落ち着かせるともいわれています。 日常の忙しさから少し離れて、 秋の色がもたらすやさしい安らぎを 感じていただけますように。 ⸻ 平安の歌人が詠んだように── 一枚のもみじには、 移ろう季節への“想いと色彩の記憶”が宿っています。 袖に紅葉をそっとしまうように、 心に秋を纏う。 そんな情緒を耳元に添える それが《いろはの記憶》です。 もみじを身にまとうことは、季節をまとうこと。 千年前の歌人の心に重なる秋の風景を、 今の装いに重ねて楽しんでいただけたら嬉しいです。 ⸻ 紅葉色から黄朽葉色、青紅葉へと変化するグラデーションを、 羽二重の絹を一枚ずつ手染めして仕立てました。 一枚一枚、紅葉が色づいていく姿を思い浮かべながら、 ゆっくりと染料を重ねています。 天然石は、 シトリン・ブラウンシトリン・オレンジの琥珀、 そしてヘソナイトガーネット。 晩秋の光をそのまま閉じ込めたような、 あたたかな印象に仕上げました。 ⸻ もみぢ葉は 袖にこき入れて もていなむ 秋は限りと 見む人のため （素性法師『古今和歌集』より） ⸻ 仕様 ・羽二重絹（手染め） ・天然石：シトリン／ブラウンシトリン／琥珀（アンバー）／ヘソナイトガーネット ・イヤリング／ピアス選択可 ・左右アシンメトリーデザイン