九尾の狐・魂の守護者

この九尾の狐は、千年の時を超えて語り継がれる日本の神話――人と霊との境界に佇み、幸運や厄除けの象徴とされてきた九尾狐を題材に、現代の静かな祈りを込めて造形された石粉粘土作品です。 九本の尾に込めたのは、魂を守り導く九つの願い。純白の身体に赤で描いた紋様は、古来より魔除けや祝福、強い生命力を表し、見る者の心に深い余韻を残します。作家独自の解釈による流麗なフォルムと繊細な表情が、静謐さと力強さを両立させ、インテリアアートとしても、心の護符としても存在感を放ちます。 古来の物語と、現代に生きる私たちの願いと祈りの象徴が調和したこの作品は、空間に置くだけで神秘的な雰囲気と優雅なエネルギーをもたらします。一点物の美と物語にご興味のある方へ、強くおすすめできる逸品です。