風変わりな、一枚の虹色の羽。
アクセサリーの王道として、人気のある羽をモチーフにしたネックレスです。
この作品をご覧になった方は、形がずいぶん単純だな、と思われたかもしれません。
実は、参考にしたものがあります。
それは、日本の家紋です。
私はもともと神社やお寺の金具を作る彫金師として、修行しておりました。
家紋はたびたび彫ることのあった、馴染みのあるもの。
その中に鷹の羽という、割とオーソドックスな紋があります。
それは、形をかなり大胆にデフォルメしてあるのです。初めて見たときは小判?と思ったくらいでした。
形を記号化するのが得意だったご先祖様に倣って、自分なりにアレンジしてみたのです。
色は鷹だと白と茶色になるのですが、七宝は色が自由に使えるので、カラフルな虹色に決めました。
作る上で気を付けた点は、中心の筋がスーッと1本の美しいラインになるように。
さらにそれをくるっと丸めてバチカン(チェーンが通る部分)にして、スッキリとした作りにしました。
側面は滑らかなので引っかかりもなく、使いやすい仕様になっています。
―――――――――――――――――――――
素材/本体 Silver950(銀95%、銅5%)
バチカン金具 Silver950
チェーン Silver925(銀92.5%、銅7.5%)
七宝(クリスタルガラス)
*接着剤は一切使用しておりません*
―――――――――――――――――――――
すべての作品は専用のボックスに入れ、無料ラッピングしてお届けします。(お手入れ用のシルバークロス、手提げの紙袋もお付けします。)
ご自身へのご褒美として。
また大切な方へのプレゼントとして、そのままお渡し出来ます。
(箱、ラッピング等の仕様は予告なく変更することがありますので、ご了承ください)
「透胎七宝(とうたいしっぽう)技法とは」
金属素地を切り透かし、金属枠となったところに透明、半透明のクリスタルガラスを焼成する技法。
フランス語では「プリカジュール」(plique-à-jour)ともいい、「光を通す」という意味があります。
下地がないため、光に透かすとステンドグラスのような輝きを放ちます。
特に、自然光に透かした時の美しさは、唯一無二のものです。(太陽の直視は目を痛めますので、お避けください)
透胎七宝技法は、高度な技術を要します。
現代では限られた作家のみが手掛ける、希少な工芸です。
似た技法で七宝の代わりに樹脂(レジン)を使った製品を見かけますが、決定的な違いがあります。
七宝の色は半永久的ですが、樹脂は年月とともに劣化してしまうのです。
クリスタルガラスである七宝は、水晶のように透明度が高く、光を鮮やかに反射します。
英語でエナメル、フランス語ではエマーユとも呼ばれ、ハイジュエリーにも使用されている素材です。
しかし、正直に申し上げると透胎七宝は「構造的にもろい」という弱点があります。
金属の下地が無く、枠のみで七宝を支えるので衝撃に弱いのです。
なるべく丈夫にするため、銀晶工房では独自の技術で製作しております。
まずは金属の厚い一枚板を、彫金技法の「打ち出し」で基本の形をつくります。
打ち出しは、超アナログな伝統技法です。
鏨(たがね)という鋼鉄の棒で、金属板を表裏から叩き出し、形を作ります。
次に透胎七宝の特徴である「透かし」の作業を行います。
糸鋸(いとのこ)という金属用のノコギリで、金属素地を模様に沿って切断していきます。
切りすぎは即失敗、やり直しとなる緊張感のある作業です。
切断後はヤスリをかけ、切断面を滑らかにしつつ、成形していきます。
透かしたところの線が太くなると、野暮ったくなります。ギリギリの細さを目指し、慎重に作業します。
原型が完成したら鋳造(ちゅうぞう。型に流して数を作る技法)します。専門の業者さんに、お願いしております。
素地が出来上がったら、透かしの部分に、七宝釉薬(しっぽうゆうやく)を手作業で挿していきます。
七宝釉薬とはさらさらした、砂のようなクリスタルガラスの粉末です。
これをのり水と合わせ、透かしの部分に仮固定します。
740度前後の電気炉で何回も焼成。
丁寧に研磨して、ようやく完成となります。
Instagramで作業動画など、随時更新しております。
宜しかったらぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/yukako.y.k/
大事に使用して頂ければ100年以上、世代を超えて使い続けることが可能です。
形・色・光がひとつに溶けあう、透胎七宝の美しさを、末永くお楽しみ下さい。
風変わりな、一枚の虹色の羽。
アクセサリーの王道として、人気のある羽をモチーフにしたネックレスです。
この作品をご覧になった方は、形がずいぶん単純だな、と思われたかもしれません。
実は、参考にしたものがあります。
それは、日本の家紋です。
私はもともと神社やお寺の金具を作る彫金師として、修行しておりました。
家紋はたびたび彫ることのあった、馴染みのあるもの。
その中に鷹の羽という、割とオーソドックスな紋があります。
それは、形をかなり大胆にデフォルメしてあるのです。初めて見たときは小判?と思ったくらいでした。
形を記号化するのが得意だったご先祖様に倣って、自分なりにアレンジしてみたのです。
色は鷹だと白と茶色になるのですが、七宝は色が自由に使えるので、カラフルな虹色に決めました。
作る上で気を付けた点は、中心の筋がスーッと1本の美しいラインになるように。
さらにそれをくるっと丸めてバチカン(チェーンが通る部分)にして、スッキリとした作りにしました。
側面は滑らかなので引っかかりもなく、使いやすい仕様になっています。
―――――――――――――――――――――
素材/本体 Silver950(銀95%、銅5%)
バチカン金具 Silver950
チェーン Silver925(銀92.5%、銅7.5%)
七宝(クリスタルガラス)
*接着剤は一切使用しておりません*
―――――――――――――――――――――
すべての作品は専用のボックスに入れ、無料ラッピングしてお届けします。(お手入れ用のシルバークロス、手提げの紙袋もお付けします。)
ご自身へのご褒美として。
また大切な方へのプレゼントとして、そのままお渡し出来ます。
(箱、ラッピング等の仕様は予告なく変更することがありますので、ご了承ください)
「透胎七宝(とうたいしっぽう)技法とは」
金属素地を切り透かし、金属枠となったところに透明、半透明のクリスタルガラスを焼成する技法。
フランス語では「プリカジュール」(plique-à-jour)ともいい、「光を通す」という意味があります。
下地がないため、光に透かすとステンドグラスのような輝きを放ちます。
特に、自然光に透かした時の美しさは、唯一無二のものです。(太陽の直視は目を痛めますので、お避けください)
透胎七宝技法は、高度な技術を要します。
現代では限られた作家のみが手掛ける、希少な工芸です。
似た技法で七宝の代わりに樹脂(レジン)を使った製品を見かけますが、決定的な違いがあります。
七宝の色は半永久的ですが、樹脂は年月とともに劣化してしまうのです。
クリスタルガラスである七宝は、水晶のように透明度が高く、光を鮮やかに反射します。
英語でエナメル、フランス語ではエマーユとも呼ばれ、ハイジュエリーにも使用されている素材です。
しかし、正直に申し上げると透胎七宝は「構造的にもろい」という弱点があります。
金属の下地が無く、枠のみで七宝を支えるので衝撃に弱いのです。
なるべく丈夫にするため、銀晶工房では独自の技術で製作しております。
まずは金属の厚い一枚板を、彫金技法の「打ち出し」で基本の形をつくります。
打ち出しは、超アナログな伝統技法です。
鏨(たがね)という鋼鉄の棒で、金属板を表裏から叩き出し、形を作ります。
次に透胎七宝の特徴である「透かし」の作業を行います。
糸鋸(いとのこ)という金属用のノコギリで、金属素地を模様に沿って切断していきます。
切りすぎは即失敗、やり直しとなる緊張感のある作業です。
切断後はヤスリをかけ、切断面を滑らかにしつつ、成形していきます。
透かしたところの線が太くなると、野暮ったくなります。ギリギリの細さを目指し、慎重に作業します。
原型が完成したら鋳造(ちゅうぞう。型に流して数を作る技法)します。専門の業者さんに、お願いしております。
素地が出来上がったら、透かしの部分に、七宝釉薬(しっぽうゆうやく)を手作業で挿していきます。
七宝釉薬とはさらさらした、砂のようなクリスタルガラスの粉末です。
これをのり水と合わせ、透かしの部分に仮固定します。
740度前後の電気炉で何回も焼成。
丁寧に研磨して、ようやく完成となります。
Instagramで作業動画など、随時更新しております。
宜しかったらぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/yukako.y.k/
大事に使用して頂ければ100年以上、世代を超えて使い続けることが可能です。
形・色・光がひとつに溶けあう、透胎七宝の美しさを、末永くお楽しみ下さい。
サイズ
本体約縦40×横9ミリ
バチカン内径 縦5×横3ミリ
重さ2.8グラム
チェーン長さ 45cm(最も定番な長さ。鎖骨の下〜胸上部あたりにトップがくるので、ほとんどの服に合わせやすい。)
発送までの目安
5日
配送方法・送料
宅配便
0円(追加送料:0円)
全国一律
全国一律
購入の際の注意点
永くご愛用頂くため、以下の点について十分にご留意頂くよう、お願いいたします。
〈銀(Silver)の特性について〉
銀は金属の中で、最高の可視光線の反射率を誇ります。そのためプラチナとも違う、独特の白い光沢を放ちます。
比重が軽く、抗菌性もあり、半永久的な耐久性があります。
注意すべき特徴として、貴金属の中でも「やわらかい」という点が挙げられます。
衝撃を与えると跡や傷が残ったり、変形することがあります。
また、金属のなかでもトップクラスの熱、冷気を伝える性質があります。まれですが、ご着用の環境によってはやけど、凍傷の原因となることがあります。
サウナや極寒地帯など、「極端な高温・低温環境」でのご使用はお避けください。
主に使用しているSilver950は、銀95%と銅5%の合金です。(純粋な銀は柔らかすぎるので、銅と混ぜて強度を出しています)
銀はアレルギーをおこしにくい素材です。
しかし、100%の保証は残念ながら出来ません。
銀ではなく、銅に反応して、皮膚炎などの症状を起こすこともあります。
その際は使用をやめ、医療機関にご相談ください。
〈銀の変色について〉
銀は硫黄、塩素に触れると「黒変」する性質があり、下記はその原因となります。
1.温泉、入浴剤
2.塩素系漂白剤、海水、プール
3.ゴム製品(輪ゴムなど)
4.化粧品
5.皮脂、汗
6.大気(空気中に硫黄が微量含まれる)
銀晶工房の作品は、メッキやコーティングはしておりません。
メッキは剥がれる可能性があり、コーティングは経年劣化するデメリットがあるからです。
ご使用後は、付属のシルバークロスや乾いた柔らかい布などでお拭き頂くと、変色防止に効果的です。
(クロスをお使いの際は、七宝部分は避けてお拭きください。細かな研磨粒子が含まれているため、微細な傷がつくことがあります)
汚れた場合は薄めた中性洗剤を使用し、柔らかい歯ブラシなどで洗うと輝きが長持ちします。
その際はよく乾燥させてください。
(水気が残ると、変色の原因となります)
付属のボックス、またはジッパー付きの袋にいれて、高温多湿な場所を避けて保管をお願いいたします。
〈七宝について〉
七宝はクリスタルガラスであり、変色しない素材です。しかし、「強い衝撃や落下」によって破損する恐れがあります。
スポーツ、家事、DIY、就寝などの活動をされる場合は、作品を外すことをおすすめします。
また急激な温度変化を与えると、七宝部分に割れなどの不具合が起こる場合があります。
熱湯をかける、冬場の冷水につけるなどの「加熱急冷」はお避けください。
製作過程で、小さな気泡や細いひびが入ることがあります。実用性に問題はありませんので、ご安心ください。
気になる方はご購入をお控えくださいませ。
〈アフターサービス、修理について〉
作品についてお困りのことがありましたら、まずはメッセージにてご相談ください。
(銀晶工房の作品に限らせて頂きます。土日祝をのぞき、平日にお返事いたします。)
修理は有償になります。
破損の度合いによって、お値段が変わりますので都度お知らせします。
破損が激しい場合は、修復が難しい場合もありますので、あらかじめご了承お願いいたします。
〈発送について〉
日時指定がご必要な場合はメッセージにてお知らせください。
恐れ入りますが、ご希望の日時に添えない場合がございます。
念の為、第2希望までお知らせ頂けると幸いです。
在庫があるものに関しては原則5日以内に発送します。(土日祝日はのぞきます)
ご住所の間違いなどで商品が返送された場合、再発送料はお客様にご負担頂きますので、ご注意ください。
ご注文された商品と異なる品が届いた場合、当店送料全額負担にて正しい品をお届けします。
万一、配送中の紛失や破損が発生した場合、原則当店より配送会社へ補償申請を行います。
誠に恐れ入りますが、紛失、破損が発覚した際は商品到着後7日以内にお知らせください。
(一定期間過ぎますと、補償を受けられませんのでご注意ください)
お客様には「外箱・梱包材・商品」のお写真や、状況確認へのご協力をお願いいたします。
(補償の可否は、配送会社が判断致します)
お手数をおかけいたしますが、スムーズな補償対応のため、ご容赦頂けますと幸いです。
〈その他注意点〉
お客様のご都合によるご注文送信後のキャンセル、変更、返品はお受け致しかねますのであらかじめご了承ください。
手作業で制作しているため、色の出方や表情にわずかな個体差があります。
世界にひとつだけの個性として、お楽しみ頂けると幸いです。
透胎七宝は光の入り方によって、色合いや輝きが変わります。そのため、写真と実物で印象が異なる場合がございます。
またモニターの特性上、若干の色の誤差が生じる場合があります。
お子様やペットが誤って飲み込まないよう、手の届かない場所へ保管をお願いいたします。
個人での使用を目的としています。転売目的のご購入は、ご遠慮ください。
銀晶工房の作品は小さな工芸品であり、本物の品質をご提供しております。
安さを重視されるお客様は、他店をご検討されることをおすすめします。
その他ご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。