鬼胡桃染めスカーフマリーゴールド

青い鬼胡桃の果肉を削ぎとって煮出し、黒い染液で絹地を染めました。 白く抜いた花は、マリーゴールドと呼んでいます。地色そのものが金色なので、花も埋もれてしまいます。 秋の光に映えて、控えめに光ります。白、黒、ピンク、赤、茶色、グレー、ベージュ、インディゴの紺色、全てを引き立ててくれます。 着物を解いた胴裏の背の部分を使用しています。縫い目の小さな穴がいくつか空いています。わたしのものつくりの目的のひとつが、手仕事で作られた着物を長く着用する、というところにあります。 趣旨を汲み取って頂けたら嬉しいです。着用に困ることはありません。未使用の絹を使った作品より価格を下げておりますが、昭和の着物の裏地の質の良さをあじわっていただきたいという思いを強く持っております。 絹地ですし、おしゃれ着用洗剤で手洗いなさってください。染める過程でじゃぶじゃぶ水を潜っているので、手洗い上等！ドライクリーニングを選んでいただかなくて大丈夫です。 絹地は、アイロンを当てて表面をツルツルにすると光ります。乾きかけの時に中温でガッシガッシとアイロンを当ててやってください。光ります。