【小さな虹を抱いて】パールネックレス　14kgf（静かな余韻-銀木犀- series）

【作品について】 小さな虹を抱いて（パールタイプ） 淡い虹色の光を宿したパールを胸元に。 銀木犀の花がそっと抱き込むように留め、まるで記憶の奥に眠る小さな希望を灯すようなネックレスです。 光を受けて揺れるたび、ふわりと表情を変え、やさしい輝きを放ちます。 ・・・ 「いいパールに出会えないかな？」 そんな想いで訪れた場所で目を奪われたパールがありました。 ずらりと並ぶ中で、ひときわ光を放っていたそのパール。 実は、最初はこのクラスのパールを仕入れるつもりはなかったんです。 でも、気づいたら手が伸びていて。 「こんな連には、もう出会えない」そんな直感が働いていました。 社長さんが教えてくれたこと。 「長年この仕事をしているけどこのツヤ、テリ、形、色が揃ったパールで同じサイズで揃っているものは本当にひとにぎりなんですよ」 その言葉に背中を押されて、そこから半年かけて少しずつ集めてきました。 銀木犀の静かな白と、このパールが放つ上品な艶が不思議なくらいに溶け合っています。 数年の年月をかけて、貝が生み出したこの光。 人で言えば 「時間を重ねて、やっと滲み出る美しさ」のようにも感じています。 そんなパールを身につけることで、今の自分に誇りを重ねられるような気がしています。 ⁡ 【想い】 「金木犀の香りが好き。でも、オレンジ色は手持ちの服と…」 そんな声をいただくことがありました。 ⁡ 秋の風にふわりと乗って届く、あの香り。 なつかしくて、あたたかくて、一瞬で昔の記憶がほどけていくような感覚。 ⁡ その記憶を、身につけたいと思ったとき 「オレンジって、私の服には合いにくいかな？」 そう感じて、見送られた方もいました ⁡ その一方で、金木犀のオレンジを迷わず選んでくださった方もいて。 ⁡ どちらの選択も、どちらの想いも、大切にしたいと思ったんです。 ⁡ だから今年は、もうひとつの選択肢として、銀木犀のアクセサリーを咲かせました。 ⁡ 香りは、金木犀と同じはずなのに、どこか静かで、やさしく、心に長く残る。 控えめで、凛としていて。 まるで、そっと寄り添ってくれるような花。 ⁡ そして実は、金木犀よりも早く咲き始めたと言われている “木犀のはじまり”の花でもあるのです ⁡ 主張しないけれど、確かにそこに咲いている。 そんな銀木犀だからこそ、心を寄せたくなる人がいるのだと思います。 ⁡ 香りをまとうことに”自分らしさ”を諦めてほしくない。 ⁡ 似合う色で、香りの記憶をそっと身につけて。 そんな願いを込めて、銀木犀をアクセサリーに仕立てました。 ⁡ 誰にも気づかれないほど控えめで、でも、ふとした瞬間に 「ここにいた」とわかる存在 ⁡ それが、この花に宿る「静かな余韻」です ⁡ 【銀木犀】 銀木犀って金木犀の影に隠れて、あまり知られていないけれど、ちゃんと秋に咲いています。 派手に主張するわけでもなく、誰かに褒められるわけでもなく、ただ、静かに一生懸命咲いてるんです。 そんな姿が健気で、感情移入している私がいます♡ お客様が完成した銀木犀の作品を見て「ピュアですね」と言ってくださったのですが、本当にその通りだと思います。 純粋で、繊細で、澄んだお花。 でも、葉っぱだけはギザギザしていて、そこに少しだけ意志の強さも感じるんです。 銀木犀って、本当に魅力的なお花ですね。 ぜひ銀木犀のアクセサリーを身につけて、今年の秋に咲く銀木犀を探してみてください。 きっと、心に残る花になります🌱