【お客様も金運も♪】浮世絵風味な招き猫姉妹。

「そういえば…。 普通サイズの招き猫、作ったことないな」 と、思い立って作った招き猫さん。 ドラマや、浮世絵の特集番組などを流し見しながら作りました。 その時代、贅沢禁止令とかで茶色や灰色の地味～な着物の頃。 でも、裏地にこだわったり、細分化した地味色で色々工夫していたり、おしゃれ心は止まらなかったようです。 (この頃に、グレーや茶色の種類が物凄く増えたとか、聞いたことがあります) あと、贅沢禁止令でお雛様や雛道具が小さく、より精密になったとか。 色んな雛道具を見ているうちに、小さく落ち着いた色調ながらも、とても細かく絵付けした作品が作りたくなりました。 この招き猫さん、小さくて着物は渋い色ですが、着物の模様、差し色や前垂れ、後ろ姿の帯の形にこだわって作り込みました。 【金運招き】の三毛猫さんの着物は、生成りっぽい地色に、微妙な色の差で描いた【弁慶格子】。 【人招き】のハチワレ猫さんの着物は、生成りっぽい地色に、青みがかったグレーと赤っぽく見える茶色の縞模様。 縞模様の着物の下には、差し色の赤がチラチラ。 よく見ると、赤地に白梅の花模様。 前垂れは、刺し子をイメージして、濃い浅葱色に白で変わり七宝を細かく描き込みました。 (あのカフェエプロンみたいなの、【前垂れ】というのが正式名らしいです。 【前掛け】だと思ってました) 後ろ姿にもこだわって、帯は【角出し結び】をイメージして作りました。 色は、黒地に赤っぽく見える茶色のラインでスッキリさせました。 なんだか粋で軽やかになってます。 【材料】石粉粘土、芯材(アルミホイル、針金)、アクリル絵の具、ニス(つやあり、つや消し)