『陽気な天文学者からの招待状』イヤリング

『陽気な天文学者からの招待状』 ――夜空の片隅に、誰にも知られていない秘密の観測所がある。 ある夜、ポストに見覚えのない封筒が一通届いていた。 封筒は真っ黒。星座のような点々とした金のインクで描かれた図形が、まるで夜空のように浮かび上がっている。 中に入っていたのは、妙に陽気な文体の招待状。 「天文学っぽく言うなら、今日の月はお茶会にちょうどいい軌道にある。 したがって、君を夜空の観測所へ招待する理由としては、じゅうぶんだ。」 「は？」と思ったその直後、視界がふっと暗転する。 気づけば、見知らぬ天文台の最上階。 ガラス張りのドーム越しに、ありえないほど星が近い。――どうやら招待状は、「ご招待」の機能付きだったらしい。 天文台の隅で、星図をたたみながら大きな声で笑っていたのは、 栗色の髪を編み込んで一つにまとめた女性。 そばかすまじりの頬に、くるくると動く大きな茶色の瞳。 丸眼鏡越しにこちらを見ると、ニッと悪戯っぽく笑った。 ゆったりしたローブのような服に、足元には毛糸のルームシューズ。 どう見ても“学者らしくない”格好なのに、彼女の纏う空気には、どこか知性と深遠な観察眼がにじんでいる。 「いやぁ、来てくれて助かったよ。 今夜は“星屑をお茶に抽出できるか”っていう実験をしていてね。 やっと形になったから、誰かに味の感想を聞かせてもらいたかったんだ。」 冗談めいた口ぶりに見えて、その瞳の奥には確かな情熱が宿っている。 彼女は、“夜空の深さ”と"星屑の瞬き"を物質化しようとする女性だった。 観測のために何度も星を見上げてきた彼女は、ある日ふと思ったという。 「この静謐な広がりを、誰かと分かち合えたら、きっと素敵だろうな」――と。 それが、この奇妙なお茶会の発端だった。 机には、星をかたどったクッキーと、夜の深さを閉じ込めたような深い青の液体。 器には山のように盛られている角砂糖代わりの金平糖。 マグカップの中には、淡い光を宿した星屑がふわりと浮かぶ。 ――夜空を飲み込んだら、一体どんな味なんだろう？―― そして彼女は、あなたの耳元にそっと何かをつけながら、いたずらっぽく微笑んだ。 「ふふん。これが、わたしの“星のエッセンス”さ。 耳をすませてごらん――星の瞬きが、耳元で囁いているだろう？」 あなたの耳に、星屑のきらめく音が、さやかに響きますように。 【素材】 金具：ネジバネ式イヤリング 素材：チェーン、三角カン、チェコガラスビーズ(ドロップ型)、メタルパーツ(ティーポット、ティーカップ) 全長：約5.5cm〜6cm前後（左右でやや長さが異なります） ※金属アレルギー非対応（パーツ変更不可） 【検索用ワード】 ファンタジー　ティーポット　ティーカップ　ティータイム　お茶会　アフタヌーンティー　紅茶　お茶　メルヘン　童話風　おとぎ話　物語　チェコビーズ　ドロップビーズ　チェコドロップ　しずく　アシンメトリー　ごほうびアクセサリー　クラシカル　揺れる　ゆらゆら　きらきら　お出かけ　記念日　イベント　プレゼント　大人かわいい　自分へのご褒美　左右非対称　個性派　乙女チック　夏　宇宙　星空　星　星屑　夜空　天文　天文学　天文学者　天体観測　占星術　きらめき　こだわり　秘密