雨詠草(うたうぐさ) | 【想華標本帖】No.06

【想華標本帖】 No.06｜雨詠草（うたうぐさ） ─ 雨音を映す、静謐なる幻想の花 ─ 分類名： 雨響草科・雫属 開花時期： 初夏・小雨から霧雨の降る日 原産地： 静謐領 --- 標本記録より抜粋： 人知れず、霧雨の日にだけ姿を現す「雨詠草」。 雨粒を抱くように咲くその花は、風に揺れながら誰かの記憶を詠うという。 語られることのなかった想い、伝えきれなかった言葉。 それらがこの花を介して色彩となり、そっと胸の奥にしみわたっていく。 この草が咲く時、人々は「雨がことばを連れてくる」と囁いた──。 --- 装飾品への転写について： この幻の花「雨詠草」を、耳元に宿すアクセサリーとして再現しました。 しっとりとした透け感と、紫陽花やネモフィラを思わせる淡い彩りが、静かな余韻を纏います。 装いにやさしく寄り添うような色調は、梅雨の空気や初夏の散歩道にもぴったり。 一つひとつ、違う空模様の中で咲いたかのような仕上がりです。 雨の日の憂鬱ささえ、美しい記憶に変わりますように──。 --- 【変種記録】 No.08-a｜雨詠草・空雨（そらさめ） ─ 晴れ間の記憶を映す、淡き空色 ─ 分類名： 雨響草科・雫属 花色：ネモフィラブルー 開花時期：小雨と青空が交差する午前 --- No.08-b｜雨詠草・紫響（しきょう） ─ 静かに語りかける、薄紫の声 ─ 分類名： 雨響草科・雫属 花色：紫陽花パープル 開花時期：霧雨の午後から夕暮れ時 --- 商品情報： 使用素材：シーリングワックス・樹脂パーツ・合金（ピアス／イヤリング選択可） おすすめの使用シーン：梅雨時のコーディネートや、初夏の装いの差し色に。雨音を聴きながらの読書時間や、美術館・カフェ巡りにも。