ネックレス「夜の女王〜Die Königin der Nacht 〜」

個人的に思い入れの強い絵画へのオマージュです。 19世紀初頭、プロイセンの建築家・画家であるカール・フリードリヒ・シンケルがモーツァルトの歌劇「魔笛」の上演のために描いたステージデザイン画集より、夜の女王のアリアのシーンの背景画。 3連の星に彩られた濃紺のドームの元、雲の上の三日月の玉座に堂々と立ち朗々と歌う夜の女王。 CDジャケットにもよく使われる「知る人ぞ知る」名画の世界観をネックレスに落とし込みました。 3つのスターサファイアを模したヴィンテージガラスカボションはシンケルの手描きの星にそっくり。 下部には雲の色をイメージした淡水バロックパールが連なります。 中央には夜の女王の玉座のような大きな三日月。 ネックレス部はプルシアンブルーとシルバーのチェコビーズで星のドームを再構築しました。 クラシックのコンサートやオペラ観劇、ご自身の演奏会など、ここぞという時にお召しいただきたいクラシカルでドレッシーなデザインです。 Karl Friedrich Schinkel (1781〜1841) ドイツ新古典主義建築の若き天才、フリードリヒ・ジリーの作品に感銘を受け、建築を志す。 ジリー父子の元で学んだ後、19歳でポツダムの東屋Pomonatempelの設計を手がける。イタリア遊学を経た後、ナポレオン戦争期はロマン主義の風景画やパノラマの背景画、オペラの舞台装置で名を上げる。 ルイーゼ王妃に推薦されるような形で建築の官僚のポジションを得た後はベルリン博物館島の旧博物館や王立劇場(現コンツェルトハウス・ベルリン)等の有名建築物を数々設計する。 イギリスの工場建築に着想を得たとされる煉瓦造りのキューブ状の低層ビル「建築アカデミー」は機能主義やモダニズムの祖型と評される。