四元素のイヤリング～土～

「なぜなら、万物は土から生じ、また土へと帰って行くのだからである。」 「月には住民が住み、それは多くの町や山を有する大地である」 ―― クセノパネス断片 この世のありとあらゆる物質は何でできているのか。 宇宙はどのような仕組みで巡っているのか。 古代ギリシャにはそんなことに考える自然哲学者たちがいました。 そして哲学詩人クセノパネスは、一説によると 事物の始源（ギリシャ語でアルケー）を「土」だと述べています。 その後、火・空気・水・土によって物質が生成されるという四元素説が成立し、これはプラトンとアリストテレスの時代を経て、錬金術や医学の世界で応用されることになります。 （参考文献：日下部吉信(編訳)『初期ギリシア自然哲学者断片集①』2000, ちくま学芸文庫） クセノパネスの断片をもとに、三角形のプレートの中に「土」をイメージした茶色と黄色のレジンを流し込み、月と星のパーツをあしらいました。 真鍮製のネジバネ式イヤリングでお作りしていますが、樹脂製やピアスに交換可能です。 購入オプションの「イヤリングタイプ」よりお選びください。 ※追加料金を頂戴しています ※配送まで通常よりお時間をいただくことがあります