山間の湿原と水芭蕉

山の雪解けとともに広がる湿原に咲く水芭蕉を描いた作品です。背景には雄大な山々がそびえ、清らかな川が流れる風景が広がります。前景の白い水芭蕉が、春の訪れを告げるかのように生き生きと表現されています。布の持つ柔らかな質感と色合いが、自然の息吹を感じさせ、どこか心が安らぐ仕上がりです。お部屋に飾ることで、季節の移ろいと自然の美しさを日常に取り入れることができます。贈り物やインテリアとしてもぴったりの作品です。 ■きめこみパッチワークとは 布地を切り抜き、縫うことなく、布を台紙にきめこんでいく日本の伝統的な手工芸です。リビングや玄関に飾るのはもちろん、ギフトとしても最適な作品となっております。季節の移ろいを感じるインテリアとしてお楽しみいただけます。 ■作者について この作品は、脳溢血の後遺症により右半身と右手が不随のため、左手のみで丁寧に時間をかけて作成した作品です。私自身は障がい者1級を抱えており、完璧とは言えませんが、心を込めて一針一針進めていきました。 この作品には、障がいがあってもできる限り自分の力で何かを成し遂げたいという思いが込められています。同じような病状をお持ちの方々に、少しでも励みになればという願いを込めて作りました。 手作りのため、多少の不揃いがありますが、それもまた手作りならではの温かみとしてお楽しみいただければ幸いです。障がいを抱えながらも努力を重ねた一品として、ぜひお手に取っていただければと思います。