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QUEEN SEIKO 初代クイーンセイコー 1962-63年 セイコー亀戸工場製 レディース ヴィンテージ 手巻き時計

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これがクイーンセイコーです。 アンティークのマーケットでも、 実物はなかなか目にすることはありません。 キングセイコーの発売から約1年、 セイコーは満を持して女性向けのハイエンドモデル、 《クイーンセイコー》を発表します。 1962年のことでした。 大ヒット作キングセイコーとペアをなす女性用ウォッチ。 当然、クイーンセイコーに賭ける精工舎の情熱は並々ならぬものでした。 当時のレディース用としては異例の、 23石を用いた高級ムーヴメント「キャリバ−330」を搭載。 それとは裏腹に視認性の高いシンプルな設計にこだわったのは、 高級機とはこういうものだという、 つくり手の強いこだわりの表れでした。 事実、一見ごくシンプルなボディを裏がえすと、 そこにはクイーンセイコーのシンボルを象るメダリオンが。 そしてボディ全体(ケースと裏蓋)は、薄くのべた14金を貼りめぐらせた、 金張りという高度な技法で仕上げられています。 金メッキとは手間も輝きも異なります。 清楚でシンプルな外観から、 隠しようのないただならぬ雰囲気が漂います。 セイコーの誤算は、このクイーンセイコーが、 キングセイコーのような商業的な成功をおさめられなかったことでした。 クイーンセイコーはその後、 カットガラスをまとったドレスウォッチと化すなど、 方向性の定まらない混迷期を経て、 やがては《ブレスレットシリーズ》や《ベルフィーナ》といった、 同社の高級ラインに溶け込んで収斂してゆきます。 1968年にはレディース•グランドセイコーも発売され、 クイーンセイコーは最上位機種としての役目を終えることになりました。 当品は長くコレクターの所蔵品でした。 おそらく未使用品ではありませんが、 少なくとも「還暦」を過ぎた品とはとても思えぬコンディションです。 ところで販売当時に売れゆきが芳しくなかった時計の常として、 むしろ後年その希少性に注目が集まり、 アンティークとして高値がつくというのは、じつはよくあるお話……。 このクイーンセイコーも、その典型といえるでしょう。 やはり、よいものはよい。 世の評価が、クイーンセイコーという名機に、 ようやく追いついたというところでしょうか。 1962または63年 日本製 23石 手巻ムーヴメント 文字盤直径:約18mm 本体:縦 約28mm(ラグを含む)    横 約23mm(リューズを含む) 重さ:約12.8g(革ベルト/尾錠を含む) 本体(ケース)および裏蓋:14金張り 純正革ベルト(カーフ)•SEIKO銘入尾錠 注油・精度調整済み 日差:±30秒前後 外箱・取説等の付属品はありません ※数十年前に製造された骨董品(アンティーク)です。  新品のようにまっさらで無傷な品ではありません。  性能も現代の製品には劣ります。  返品・返金は受けつけておりませんので、 「購入時の注意点」を熟読のうえ、慎重にご検討くださいませ。  •———•———•———•———• *私たちがヴィンテージ時計をおすすめする理由* 懐中時計の時代から小型化や複雑化など、 めざましい発展を遂げてきた機械時計*。 クオーツ時計**の登場(1969年)により、 その様相は一変します。 (* **機械時計とクオーツ時計の違いについては『購入時の注意点』をご参照ください。) それまで職人が時間と労力を費やすことで獲得してきた「精度」。 それがテクノロジーの力で、 いとも簡単に実現してしまう時代が到来したためです。 手づくりの精密機械から、大量生産の電化製品へーー。 それは時計の定義や概念さえも覆る大転換期でした。 ここ数年は高級品を中心に機械時計への回帰が見られますが、 メカの設計自体がだいぶ簡素化したため、 復活や復権とは声高に言えない面があります。 かつて手作業が担っていたプロセスを、 プログラミングされた工作機が代替する場面も多く、 その違いはほぼ「別もの」といえるほど。 強度と使い勝手はやや増したものの、 手工芸品としての価値は下がってしまいました。 中世の昔から積みあげた知恵と匠みの結晶である、 かつての機械時計。 またその「王位」を継承するために、 あらゆる技術を投入して練りあげられた、 初期のクオーツ時計。 私どもがお勧めしたいのは、 そんなふたつのタイプの時計たちです。
これがクイーンセイコーです。 アンティークのマーケットでも、 実物はなかなか目にすることはありません。 キングセイコーの発売から約1年、 セイコーは満を持して女性向けのハイエンドモデル、 《クイーンセイコー》を発表します。 1962年のことでした。 大ヒット作キングセイコーとペアをなす女性用ウォッチ。 当然、クイーンセイコーに賭ける精工舎の情熱は並々ならぬものでした。 当時のレディース用としては異例の、 23石を用いた高級ムーヴメント「キャリバ−330」を搭載。 それとは裏腹に視認性の高いシンプルな設計にこだわったのは、 高級機とはこういうものだという、 つくり手の強いこだわりの表れでした。 事実、一見ごくシンプルなボディを裏がえすと、 そこにはクイーンセイコーのシンボルを象るメダリオンが。 そしてボディ全体(ケースと裏蓋)は、薄くのべた14金を貼りめぐらせた、 金張りという高度な技法で仕上げられています。 金メッキとは手間も輝きも異なります。 清楚でシンプルな外観から、 隠しようのないただならぬ雰囲気が漂います。 セイコーの誤算は、このクイーンセイコーが、 キングセイコーのような商業的な成功をおさめられなかったことでした。 クイーンセイコーはその後、 カットガラスをまとったドレスウォッチと化すなど、 方向性の定まらない混迷期を経て、 やがては《ブレスレットシリーズ》や《ベルフィーナ》といった、 同社の高級ラインに溶け込んで収斂してゆきます。 1968年にはレディース•グランドセイコーも発売され、 クイーンセイコーは最上位機種としての役目を終えることになりました。 当品は長くコレクターの所蔵品でした。 おそらく未使用品ではありませんが、 少なくとも「還暦」を過ぎた品とはとても思えぬコンディションです。 ところで販売当時に売れゆきが芳しくなかった時計の常として、 むしろ後年その希少性に注目が集まり、 アンティークとして高値がつくというのは、じつはよくあるお話……。 このクイーンセイコーも、その典型といえるでしょう。 やはり、よいものはよい。 世の評価が、クイーンセイコーという名機に、 ようやく追いついたというところでしょうか。 1962または63年 日本製 23石 手巻ムーヴメント 文字盤直径:約18mm 本体:縦 約28mm(ラグを含む)    横 約23mm(リューズを含む) 重さ:約12.8g(革ベルト/尾錠を含む) 本体(ケース)および裏蓋:14金張り 純正革ベルト(カーフ)•SEIKO銘入尾錠 注油・精度調整済み 日差:±30秒前後 外箱・取説等の付属品はありません ※数十年前に製造された骨董品(アンティーク)です。  新品のようにまっさらで無傷な品ではありません。  性能も現代の製品には劣ります。  返品・返金は受けつけておりませんので、 「購入時の注意点」を熟読のうえ、慎重にご検討くださいませ。  •———•———•———•———• *私たちがヴィンテージ時計をおすすめする理由* 懐中時計の時代から小型化や複雑化など、 めざましい発展を遂げてきた機械時計*。 クオーツ時計**の登場(1969年)により、 その様相は一変します。 (* **機械時計とクオーツ時計の違いについては『購入時の注意点』をご参照ください。) それまで職人が時間と労力を費やすことで獲得してきた「精度」。 それがテクノロジーの力で、 いとも簡単に実現してしまう時代が到来したためです。 手づくりの精密機械から、大量生産の電化製品へーー。 それは時計の定義や概念さえも覆る大転換期でした。 ここ数年は高級品を中心に機械時計への回帰が見られますが、 メカの設計自体がだいぶ簡素化したため、 復活や復権とは声高に言えない面があります。 かつて手作業が担っていたプロセスを、 プログラミングされた工作機が代替する場面も多く、 その違いはほぼ「別もの」といえるほど。 強度と使い勝手はやや増したものの、 手工芸品としての価値は下がってしまいました。 中世の昔から積みあげた知恵と匠みの結晶である、 かつての機械時計。 またその「王位」を継承するために、 あらゆる技術を投入して練りあげられた、 初期のクオーツ時計。 私どもがお勧めしたいのは、 そんなふたつのタイプの時計たちです。

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購入の際の注意点

【時計のきほん】 時計には大きく分けて、 ・機械時計 ・クオーツ時計 の2種類があります。 機械時計とは電源(電池)を用いない、 ぜんまい仕掛けの精密機械のことです。 クオーツ時計は水晶の電圧効果で駆動する電子機器です。 ほかにも音叉時計•電磁時計•電波時計などがあります。 【機械時計の使いかた】 機械時計は手動でぜんまいを巻く手巻き時計と、 内部に備わるローター(振り子)がぜんまいを巻き上げる、 自動巻き時計とに分かれます。 手巻きは1日に1度(なるべく決まった時間に)、 指先でリューズを回してぜんまいを巻きあげてください。 自動巻きは人間の手首の動きを利用して動力を蓄える仕組みですが、 ゼロから巻きあげる機能ではないので、 はじめは手巻き時計のように手で巻いて始動させます。 機械時計は磁気に弱いという特徴があります。 テレビ・ラジオ・携帯端末・PCなど、 強い放電をともなう機器のそばに長時間放置すると、 内部が帯磁して精度が損なわれます。 帯磁した時計は専門店で磁気を除去すれば容易に回復しますが、 上記のような機器からは離して保管することをお勧めします。 また現代の時計にくらべて防水機能は劣ります。 たとえ防水をうたう時計であっても、 経年変化によりガラスや金属•ゴムパッキンなどの「水際」を守る部品に、 わずかな隙間が生じているかもしれません。 装着したままの遊泳や入浴は厳に避けてください。 また悪天候や本格的な洗顔のさいはいったん外すなど、 日常的に一定の配慮を必要とします。 【お手入れ】 機械時計は正常に動いていても2〜3年に1度は、 専門店でオーバーホール(分解整備)を受けるとよいでしょう。 定期的に内外の汚れを落とし、メカの潤滑油を保つことで、 故障を未然に防ぎ、寿命を長持ちさせる効果があります。 一見、正常に駆動している時計でも、 オイル枯れや古い油脂の固着が部品の損傷を招き、 大事にいたるケースがままあります。 水やりをしていない植物をご想像いただくと、 きっと近いものがあるでしょう。 クオーツ時計は同様のサイクルで電池交換をおこなってください。 クオーツのオーバーホールは5年ごとがおおよその目安です。 【古物(ヴィンテージ)•骨董(アンティーク)のあつかいについて】 どんなによい品であっても経年変化をまぬかれることはありません。 どんなに美しい人も加齢をまぬかれないのと同様です。 内外に「傷み」は生じるもの。 できるかぎりのメインテナンスを施してから お客さまのもとへ送り出すことを心がけてはおりますが、 現代の新品と同様のクオリティを期待されるお客さまに、 おそらく古物(ヴィンテージ)は向きません。 また往時は現代とは異なり、 製造者(売り手)がユーザー側に一定の「配慮」や「工夫」、 あるいは「自己責任」を求めていた時代です。 上記の磁気や湿気への気配りをはじめとして、 使用者が丁寧にとり扱うことを前提に製造された精密機器です。 とくに時計はかつて贅沢品であり、 代々引き継がれる「家宝」でもあったため、 大切に扱うのが〝一般常識〟と見られていました。 またそのようにつくられています。 時計がスポーツや冒険のツールとして用いられる時代以前の産物です。 用途そのものが違うとお考えいただくとよいかもしれません。 【アフターセールス】 一部商品を除き、故障時の保証は付帯しておりません。 修理は有償(実費)にて承ります。 その場合、送料は往路復路いずれも、 お客様のご負担となります。 あらかじめご了承くださいませ。 ※ご購入者さまには弊店の連絡先をお知らせしております。 また、すり替えや部品窃取といった、 近年横行するトラブルを回避する意味からも、 ご購入後の返品•返金のご要望は承れません。 故障やお困りごと、使用方法のご質問等につきましては、 どうぞいつでもお気軽にお寄せくださいませ。 対処法•解決策を見つけるお手伝いをさせていただきます。
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    【SALE】SEIKO Quartz Joyful セイコークオーツジョイフル 1977年 セイコー亀戸工場製 レディース ヴィンテージ時計 ミントコンディション

    作家・ブランドのレビュー 星5
    お品物無事に届いております。 この度も懇切丁寧迅速な御対応誠にありがとうございました🙇 以前よりずっと気になっておりましたお品物でしたので、とても嬉しく思います😊 本当にどうもありがとうございます!
    2025年9月20日
    by youzua
    solent (ソレント) さんのショップ
    solent (ソレント) からの返信
    いつもご高配にあずかり、 まことに感謝にたえません。 youzuaさまのご趣味には一貫性があり、 ありがたい感謝の念とともに、 少しばかり興味をそそられてしまいます。 今回のジョイフルはステンレスの塊のような、 クールな意匠がとても格好よく、 わたくしどもにとっても印象深いお品でした。 平素よりお気に留めていただき、 たいへん嬉しく存じます。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
    作家・ブランドのレビュー 星5
    2025年9月20日 by youzua

    お品物無事に届いております。 この度も懇切丁寧迅速な御対応誠にありがとうございました🙇 以前よりずっと気になっておりましたお品物でしたので、とても嬉しく思います😊 本当にどうもありがとうございます!

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    SEIKO Bracelet セイコーブレスレット 1974年 セイコー亀戸工場製 レディース ヴィンテージ 手巻き時計

    作家・ブランドのレビュー 星5
    驚きました。 50年以上前の時計がこんなに綺麗なんて🤩 ガラスに傷があるとの説明でしたが、全然気にならないです。むしろ、分厚いカットガラスに圧倒されるくらいです。 贅沢に材料を使うな〜 昭和って凄いな〜って改めて思いました。 発送前に合わせてくれた時間もバッチリで、そして24時間経過した今も頑張って動いています。 勝手な思い込みですが、手巻き時計は一日で止まると思っていました。意外とタフなんですね。 長々と書きましたが、とにかく大満足です。 なにより、ソレントさんの誠実で丁寧な対応が嬉しかったです。どうもありがとうございました。 また、よろしくお願いいたします😊
    2025年9月19日
    by chance50
    solent (ソレント) さんのショップ
    solent (ソレント) からの返信
    このたびはセイコーブレスレットをお買い上げいただき、 まことにありがとうございました。 よさをもっともわかってくださるオーナー様と出逢えて、 紺碧のセイコーブレスレットも幸せだと思います。 その意味でもお礼を申し上げたい気持ちです。 ぜんまいをいっぱいまで巻き上げると、 手巻き時計は1日半くらいは動きつづけるかと思います。 毎日お使いになる場合には、 だいたい決まった時間に巻いてあげると、 調子を維持しやすいと言われます。 そして人間と同じように、 時どきは休息日を与えてあげることも、 メカに優しい行為ともいえるでしょう。 どうぞこれからの人生を、末長く、愉しく、 セイコーブレスレットとともにお過ごしくださいませ。
    作家・ブランドのレビュー 星5
    2025年9月19日 by chance50

    驚きました。 50年以上前の時計がこんなに綺麗なんて🤩 ガラスに傷があるとの説明でしたが、全然気にならないです。むしろ、分厚いカットガラスに圧倒されるくらいです。 贅沢に材料を使うな〜 昭和って凄いな〜って改めて思いました。 発送前に合わせてくれた時間もバッチリで、そして24時間経過した今も頑張って動いています。 勝手な思い込みですが、手巻き時計は一日で止まると思っていました。意外とタフなんですね。 長々と書きましたが、とにかく大満足です。 なにより、ソレントさんの誠実で丁寧な対応が嬉しかったです。どうもありがとうございました。 また、よろしくお願いいたします😊

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    OMEGA DeVille オメガ デ•ヴィル 1979年 スイス製 レディース ヴィンテージ 手巻き時計 ミントコンディション

    作家・ブランドのレビュー 星5
    店主様の心が手から時計に伝わり、時計から自分に伝わりました。素晴らしいお人柄と、時計さん 同じ歳を重ねた時計さん キラキラとしたフェイス✨耳を当てると、カチカチと心地よい時を刻む音が聞こえて、自分もドクンドクンと力が湧きます!☺️ ずっとこのご縁を大事にしたいと思います。 またメンテナンスもよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。
    2025年9月19日
    by airinrinmail
    solent (ソレント) さんのショップ
    solent (ソレント) からの返信
    このたびはデ・ヴィルをお買い上げいただき、 まことにありがとうございました。 minneにはairinrinmailさまをはじめ、 素晴らしい審美眼をお持ちのお客さまが たくさんいらっしゃり、 そしてヴィンテージ時計もまた、 そんなお客さまに相応しい素晴らしいものです。 後者はともすると市場で雑に扱われ、 残念ながら本来の機能も美しさも 失っていることもままあるため、 目のこえたお客さまのお眼鏡にかなう機会を 逸している気がしています。 わたくしどもの仕事はたんに、 ヴィンテージ時計がもつ本来の魅力を お客さまに「わかりやすく」プレゼンするための 諸業務にすぎないなどと考えています。 時計の魅力をお客さまに伝えられたときが、 最高の喜びにほかなりません。 ほんとうに感謝でいっぱいです。 往年の機械時計は果てしなく長持ちするのも、 魅力のひとつです。 どうぞ末永くご愛用くださいませ。
    作家・ブランドのレビュー 星5
    2025年9月19日 by airinrinmail

    店主様の心が手から時計に伝わり、時計から自分に伝わりました。素晴らしいお人柄と、時計さん 同じ歳を重ねた時計さん キラキラとしたフェイス✨耳を当てると、カチカチと心地よい時を刻む音が聞こえて、自分もドクンドクンと力が湧きます!☺️ ずっとこのご縁を大事にしたいと思います。 またメンテナンスもよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。

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