恋文横丁　「猫と毛糸玉」３

メールやLINEなどで連絡し合う現代。すぐに返信ができて、まるで会話しているようです。 短い文章。「うん」とか「はい」の返事もやり取りされています。 電話のように話すそばから消えてしまう言葉のやりとりではなく、画面に残った文字に余韻を感じることもあります。 文字の連絡方法としてはほんの少し前までは手紙や交換日記でした。 すぐに返信がなく、それを待つ時のドキドキ、ワクワク感は今のメールに慣れた若い人にはわからないかもしれません。 それに手紙や交換日記などの手書き文字が嬉しいのです。 相手を思い、自分の気持ちをこめられるのは、機械が作った誰でもが使える文字ではなく 手書きの文字です。 たまには時間がかかりますが手書き文字のやりとりはどうでしょう？ 動物人形たちがそれぞれに手紙が出せるように工夫をこらしました。 メモ書き程度にしかならない場合もありますが、ぜひ手書き文字で書いてください。 もちろん自分自身に向けたメッセージでもかまいません。 戦後にあった「恋文横丁」。史実とは内容が違いますが、動物人形の集まりを称して 「恋文横丁」と名付けました。 最後の横丁の住人は三毛猫です。 「猫と毛糸玉」 ヤンチャな三毛猫が毛糸玉で遊んでいます。 大小の毛糸玉のうち、大きな方の毛糸玉は簡単に持ち上げられます。 毛糸玉を抜くとパイプが出てきます。 現れたパイプの中に丸めた手紙を差し込み、贈りましょう。 もちろん自分に宛てたメッセージでもかまいません。 あなたの気持ちを毛糸玉の中に秘めて。 手紙は抜きやすいようにパイプから５〜６mm頭を出すように長くします。 大きさは、約50mm×140mm×高さ70mm（台座、人形、毛糸玉を含む） 素材:人形　石紛粘土 彩色:アクリル絵の具 加工:ツヤなしニス 　　 台座　石粉粘土、紙　彩色:アクリル絵の具 加工:ツヤなしニス 　　 毛糸玉　アクリル100％