熱海から海上12kmのところにある周囲4kmほどの小さい島が初島です。
初島の鎮守・初木(はつき)神社は
大津見命(おおつみのみこと)、
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、
初木姫命(はつきひめのみこと)の
三神を祭っています。
この神社にまつわる美しい神話が
『初木姫の物語』です。
人皇第五代孝昭帝の御代、初木姫は
日向から東国順憮に向かう途中、伊豆沖で暴風にあって遭難…ただひとり初木姫だけが、この小島に漂着しました。
島には、きれいな水も流れていました。
そこで姫は、魚や貝を獲って、ひとりでこの島に住むことにしました。
しかし日がたつにしたがって寂しくなりました。
「海の向こうに人が住んでいるだろうか」と考えた姫は、夜になると毎晩かがり火を焚きました。
火をたいて幾日かたったある夜、伊豆山の伊豆山彦命(いずさんひこのみこと)という一男神が、この火を見て、やはり火をたいて応えてくれました。
これを見た姫は、
これに力を得て島を出る決心をしました。
幾日もかけて木を切っていかだをつくり、
又、幾日もかけて草を編んで、いかだの帆をつくり、海に出ました。
そうして、伊豆山の小勾戸崎(こはとざき)〈現在の伊豆山の港〉にわたりました。
姫は、むかえに出た伊豆山彦命と伊豆山の橋の上で逢うことが出来たということです。
初木姫と伊豆山彦との出会ったその場所が
伊豆山の逢初橋(あいぞめばし)と言われております。
伊豆山に渡った初木姫は、伊豆山の中腹に登り、木の中に棲む「日精」・「月精」という二人の子供を見つけ、姥としてこの二人の子供を育てました。
その子供が成長し、初木姫はこの二人を夫婦とし、やがてその子孫は繁栄しました。
“伊豆山権現”の祖先は、この二人だと言われています。
初木姫の物語に感銘を受け描き上げました。
伊豆山彦と出逢う逢初橋に筏でたどり着く ところをイメージしたものです。
熱海から海上12kmのところにある周囲4kmほどの小さい島が初島です。
初島の鎮守・初木(はつき)神社は
大津見命(おおつみのみこと)、
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、
初木姫命(はつきひめのみこと)の
三神を祭っています。
この神社にまつわる美しい神話が
『初木姫の物語』です。
人皇第五代孝昭帝の御代、初木姫は
日向から東国順憮に向かう途中、伊豆沖で暴風にあって遭難…ただひとり初木姫だけが、この小島に漂着しました。
島には、きれいな水も流れていました。
そこで姫は、魚や貝を獲って、ひとりでこの島に住むことにしました。
しかし日がたつにしたがって寂しくなりました。
「海の向こうに人が住んでいるだろうか」と考えた姫は、夜になると毎晩かがり火を焚きました。
火をたいて幾日かたったある夜、伊豆山の伊豆山彦命(いずさんひこのみこと)という一男神が、この火を見て、やはり火をたいて応えてくれました。
これを見た姫は、
これに力を得て島を出る決心をしました。
幾日もかけて木を切っていかだをつくり、
又、幾日もかけて草を編んで、いかだの帆をつくり、海に出ました。
そうして、伊豆山の小勾戸崎(こはとざき)〈現在の伊豆山の港〉にわたりました。
姫は、むかえに出た伊豆山彦命と伊豆山の橋の上で逢うことが出来たということです。
初木姫と伊豆山彦との出会ったその場所が
伊豆山の逢初橋(あいぞめばし)と言われております。
伊豆山に渡った初木姫は、伊豆山の中腹に登り、木の中に棲む「日精」・「月精」という二人の子供を見つけ、姥としてこの二人の子供を育てました。
その子供が成長し、初木姫はこの二人を夫婦とし、やがてその子孫は繁栄しました。
“伊豆山権現”の祖先は、この二人だと言われています。
初木姫の物語に感銘を受け描き上げました。
伊豆山彦と出逢う逢初橋に筏でたどり着く ところをイメージしたものです。