『花神』　チェスト織物御朱印帳　B6 大判サイズ　箪笥装飾織物　牡丹　菊　青海波　吉祥柄　布　生地　御朱印帳　桐生織物

※制作上、裁断箇所により織柄の出方や向きがお写真と異なる事がございます事を予めご了承下さい。 ※織物は経糸と緯糸が組み合わさり柄を織り出す立体構造物です（柄は刺繍ではございません）。その為、光の種類、光量、角度等の条件により柄の見え方や色に変化が生じます。 ※同生地の御朱印帳袋はこちらです↓ チェスト織物御朱印帳袋　#2 花神　金襴生地　御朱印帳ケース　大判サイズ　御朱印帳ポーチ　御朱印帳バッグ　マルチケース　https://minne.com/items/27413794 【特徴】 西陣織と肩を並べる歴史ある名品「桐生織物」をコラボさせた蛇腹タイプの御朱印帳です。制作は生地選びより開始、全工程を一冊一冊丁寧に手がけるハンドメイド作品です。 【作品について】 チェスト＝箪笥。本作品に使用される織物は、和箪笥の装飾織物として製織されました。とても珍しい織物で、現在では既に製織終了となる為、生地が終了した時点で制作も終了となります。 桐生織物は、創造の可能性を秘める宝の様な素材であり、その美しさ、独自の世界観、そして洗練されたデザインで、多彩な表情を持つ織物芸術でもある、と感じます。 織物そのものが高い芸術性を持つ一方で、それを「形」にすることで、より身近に楽しめる存在へと昇華させることが可能です。本作品が皆様のお手元に届き、より多くの方々に桐生織物の魅力を知って頂き、愛されるきっかけとなりましたら幸いです。 織物の仕入れには特にこだわり、作品の仕上がりが印象に深く残る素材を厳選致します。全ての素材は可能性を秘めており、作品化する中で生地の組み合わせや表現の形により、それらが最も美しく輝く姿を生み出します。 『全ての織物が最高に美しく輝く』が制作理念です。残り少ないこの希少な生地を御朱印帳・御朱印帳袋という形で最大限に生かし、皆様にお喜び頂けます物を作品として残して行けましたら幸甚です。 【ハンドメイドのこだわり】 ハンドメイドであるからこそ成すべき事、出来る事。それは作品としっかり向き合い探り当てていきます。生地が異なれば、向き合い方も異なります。細部を含む作業工程に段階を付け、時間を掛けて進めます。 作品は全て受注制作です。作り置きは致しません。それは御朱印帳を作り出す資材の繊細さに理由があります。扱う全ての資材がとても繊細な素材であり、気候・温度・湿度等、環境条件により細かな作業が異なります。皆様の元へ届く御朱印帳は「鮮度」も重視したい、それは「美しさ」の一条件であるからです。 【真髄】 この御朱印帳は、皆様が様々な思いを胸に訪れる、多くの神仏の地にお供させて頂く一冊。そして、神仏の御前でこの真っ白な面を開き、神仏の霊（たましい）に鎮座して頂く場所となる特別な一冊です。 御朱印帳の大切なお役目を念頭に、本作品が神様、仏様の居心地良い場所であります様、そして皆様の幸運の一冊となります様、お祈り致しお届け致します。 【作品詳細】 表紙 生地の素材は「桐生金襴織物」（化繊）です。比較的丈夫で色褪せし難い為、美しい織柄を末永くお楽しみ頂けます。織物（繊維）は摩擦や引っかけに繊細な素材です。御朱印帳袋等をご活用頂き本作品を保護して頂く事で、より美しい状態で保つ事が可能です。 本文 11山 片面23p 両面46p ※表紙の面を除く 和紙加工職人さんの厳選拘りの奉書紙です。滲み難く乾きやすい、書き手に書きやすく墨滑りの良い２枚貼り合わせの蛇腹奉書紙を使用。 サイズmm 約122x185x22 ※若干の誤差はご了承下さい 【織柄】 牡丹は「百花の王」と称され、富貴や幸福の象徴とされて来ました。その優雅な姿は、繁栄や豊かさへの願いが込められているかの様です。菊は高貴さと長寿を表し、日本の皇室とも深く結びつく格式ある文様です。これらの花々が金糸と銀糸の繊細な織りによって立体感を持ち、華やかに浮かび上がります。 背景には、伝統的な幾何学文様が織られています。青海波は、広がる波のような連続模様で「永遠の平安」や「未来永劫続く幸せ」を意味し、穏やかで力強い美しさを表現します。菱文様や花菱は、シンプルながらも格調高く、古くから武家や貴族の衣装、調度品に用いられた由緒ある文様です。これらの幾何学的な意匠と花々が織りなす対比は、日本独自の装飾美を際立たせます。 本作品の魅力ともなる『配色と織物の表現』は、光と影の変化に見受けられます。金銀の糸が繊細に交錯し、光の角度によって輝きが変化することで、まるで時と共に表情を変える絵画の様な趣を生み出します。落ち着いた地色が全体をまとめ、華やかさと品格が調和したデザインです。 歴史と文化が織り込まれたこの御朱印帳が、皆さまの巡礼の記録をより豊かに彩ることを願っています。