限りある時間の使い方

木製です！ 説明の必要はないかと。 タイトルについて １　限りある時間をぼんやりしようと間違ってはいないし自由だし尊重されて然るべきと本書の行間から読み取りました。 　　読んで時間の無駄ではなく、読んで時間を無駄にしても時間の使い方の一つとして間違っていないと 　　考えられる寛容さを持つことが限りある時間を使う上で必要な素質と思いました。 　　本書は何が言いたいのかを自分で熟考しようと努める知性を持つことの大切さを甚だ思い知った次第。 ２　本書の言いたいことは何か？考えながら読んでみた。私も時間を効率化しようと考えて、 　　色々なHOW TO本を読んだ。 　　自分の中に生かしている方法もいくつかある。それはそれで役に立っているし、 　　昔の自分よりも大切なことに時間を使えるようになってきた。 　　でも、時間は足りないし、ゆったりする時間がないと感じる。 　　本書でも言われていたが。この原因は、時短ができても、 　　空いた時間に次から次へと次のタスクを入れてしまっているからだ。 ３　仕事も働き盛り、育児も大変、遊びも抜かりなくやりたい....そんな30代前半の私には非常に刺さりました。 　　本当に大事にするべきは何か？何のために生きているのか？を教えてくれる本です。 ４　「現実より、それを思い出す時間の方が長いんじゃないか」 　　「早くこの嫌な時間よ終われ、って思って過ごすのは、実はめちゃくちゃもったいないのでは」 　　　などなど、最近とみに考えていたことが、まんざら妄想でもないと思わせてくれた。 　　「心配性は傲慢」など、刺激的なフレーズもあり、何かの時に引用したいなと思ったり…。 　　　残された時間を後悔なく使っていきたいと改めて思わされました。 ５　この本は、まず人生は4000週間しかないことを教えてくれる。 ６　目の前の選択に悩む人、理想の将来と今を比較して途方にくれている人、 　　もっとうまく人生がやれるはずだと信じている人は、ぜひ、手に取ってほしい本です。 　　時間の使い方を通じて、目の前に現れる選択に悩むこともきっと減ることになるでしょう。 　　本の主張は、結局、人生の時間は有限で、それを事実として受け止めること。 　　何でもかんでもこなせない、これがうまくいったらやろう、という「いつか」は永久に来ないこと。 　　だから、今やれること、やりたいことに着手しよう、目の前に集中しよう。という主張です。 　　読んでみて、人生の時間が有限だということ、時間をコントロールできるという幻想、 　　目の前のことに集中できない理由について、本当には理解してなかったことが理解できました。 　　これまでのタイムマネジメントは近視眼的すぎたと筆者は言います。 　　・少ない時間で大量のタスクをこなす 　　・毎朝、早起きして、規則正しく生活する 　　・日曜日に１週間分の食事をまとめて作りましょう 　　　よくありますよね？ 　完璧に時間をコントロールすることはできない。いつかタスクが片付いたら、楽しもう。 　という「いつか」は来ません。すべてをこなそう、という誘惑に打ち勝つ！ 　妥協するしかないんです。「妥協」は、悪い意味で使われますが、要するにこういうことです。 　↓↓↓ 　一流の弁護士や一流の芸術家になるには、まず他の可能性をすべて諦めて、 　法律や芸術に打ち込まないといけない。ほかにいいキャリアがあるかもしれないという誘惑を振り切って、 　法律や芸術で妥協する。 　本の中には、うまく目の前のことに集中する方法（貯金と同じように、まず、自分のやるべき時間を最初に切り取る、 　進行中のタスクの数を制限する　など）も、ちょこちょこと挙げてありますし、 　判断や選択に悩むとき、どういう質問を自分に投げかければ、いいかもたくさん書いてあります。 　例えば、今の仕事を止めるとどうなるかで悩んでいる場合、 　その仕事を続けることが人間的成長につながるか？ 　（あなたを大きくするか？） 　それとも続けるほどに魂がしなびていくか？（小さくなるか？） 　…というように。