グッド・ライフ　幸せになるのに、遅すぎることはない

木製です！ 某人気バスケット漫画に出てくる言葉です。 タイトルについて あたりまえのことを確認するのに何度も同じような本を読むわけですが… 最近のベストセラーのようです。 １　誰もが頭では知っていることだが、身体では実感できていないこと。 　　それが「人間関係が大事だよ」ということ。 ２　結論を一言で言えば「人が生き生きと暮らすためには(GOOD LIFEを送るためには) 　　他者と心の通う関係が欠かせない」ということ。 ３　人間関係こそが、人生を有意義な素晴らしいものにしてくれる。これは先人の知恵であって目新しいもの 　　ではありません。ですが、よりよい人間関係を築いて、維持するにはどうしたらよいのかを、長きにわた 　　る観察を通じて、深く探求した本は多くありませんでした。 　　人間関係は大事だということは、誰しもが「わかって」いることですが、「どうすればいいのか」を 　　知り、実行している人はあまりいません。 　　親友はいますか？友人は何人いますか？という質問への回答に窮していた私にとっては、 　　本書が提唱しているように、無理に親友や友人を作ろうとしなくても、 　　弱いつながりの”知り合い” が何人かいれば人の心は満たされるという言葉は福音でした。 　　幸せのあり方が一様ではないとするならば、適切な人間関係や、人との快適な距離感は様々です。 ４　「よい人生」「幸せな人生」とは、より良い「人間関係」によって形作られるものであり、 　　人間関係がリッチな人が健康で長生きする、ということがデータで示されている。 ５　結論はわかっていたつもりでしたが、読み進めるうちに、 　　人間関係の重要性について新たな理解を得ることができ、納得感が深まってきました。 　　社会的成功や物質的な豊かさだけでは幸せになれないことをこの本は教えてくれました。 　　この当たり前のことを気づかせてくれる一冊です。 　　また、遅すぎることはないという言葉に励まされました。