雪の居酒屋　Miniatur Japanese pub in snow

仕事の帰りにちょっと立ち寄りたい居酒屋です。裏道なので除雪は人力でされています。 昨日は吹雪いていたけど、今日は晴れました。おばちゃんも多めに惣菜を仕込みしました。 赤提灯やタヌキの置物は雪まみれ。魚の煮付けはショッパめで、暖簾をくぐるといい匂いがしそうです。 風情のある建物の素材はマイクロエース社プラ模型、雪はパウダー大理石や繊維形の雪素材です。ラメが入っているので、新雪のキラキラした感じがします。 居酒屋の屋根にうっすら雪を降らせ「いらかの波」が浮かび上がっています。板塀には昨日の風雪で壁に雪の模様がつきました。などの質 ジオラマの台座には天然木を使用し、手に持って眺める時、木の温もりがあるようにしています。埃除けに特注のアクリルケースが付いています。 スケールは1/60ではフィギュアの身長が約２cm程度です。井戸端はあたたかいので、キツネが佇んでいて、それを居酒屋のお婆さんがそっと見ています。キツネは茂みの白鷺を見ています。仕事帰りに居酒屋の前で工員が待ち合わせをしていて、店の中にもカップルがいます。足元は寒いが、中は暖かいです。どのフィギュアも仕草や動きがイキイキと見えるでしょう。雪を降らせると黒い板塀や、赤提灯のコントラストがくっきりします。ヤナギに積もった軽い雪が風が吹いたら滑り落ちそうな、そんな情景です。 建物は少し斜めに配置して、奥行きを出しています。 このジオラマは涼しげですので、夏のリビングや卓上、玄関、寝室のベッドサイドテーブルなど、ふと見入るような場所が良いかもしれません。ケースはUVカットのアクリルですが、直射日光は避けてください。 ジオラマを見ていると何故か「懐かしい思い出を語りたくなる」と言われます。日常からちょっと離れて、想いに浸るのも良いものです。 作品は全て１点もので、ひとつひとつ土台から仕上げまで一人で作ります。水彩、油彩、建築、裁縫、庭作りの経験を活かして、立体絵画としてのジオラマを作成しています。 This is a Japanese old type pub. A fox is near the well because it can feel warmer in snow. 全体の雰囲気はyoutubeでご確認ください。 https://youtu.be/tqTqZRoy3lQ （youtubeに投稿後、個展用に台座と配置を変えましたが、情景は変わりありません）