ひとめぼれねこ

ピンポーン ドアをあけた瞬間だった 頭を鈍器のようなもので殴られたような衝撃だった いつものようにネットで買い物したものが届いたのだ しかし運んできた人が違う いつもは冴えないおじさんだったのだが、なんと今日は20代の筋肉隆々の青年だった 放心状態のまま荷物を受け取るとすぐに行ってしまった 会いたい また会いたい その一心で欲しくもないものを買う 次の日また来てくれた そうだ、重い荷物を買えば中まで運んでくれるかもしれない ペットボトルの水を20箱買った 次の日、やっぱり来てくれた 重いから中まで運びましょうか？ あぁ、やっぱり優しい！ 玄関に入って段ボールを運んでくれる 何度も往復してくれる 明日は何買おうかしら そうだ！家具だ！ 家具をかったら組み立ててもらえる！ 急いでテーブルにベッド、ソファや食器棚を買う もちろん組み立て依頼もつけて 次の日 ピンポーン あっ！きた！ ドアを開ける そこにははげわたる男性が2人たっていた えっ、い、いつもの方は？ あぁ、彼は宅配専門なので組み立ては私たちが！ そういって中に入ろうとしてくる ねこは警察に電話した